東京都 Z400FX ビッグブロック710cc ボアアップ

本日は東京都よりZ400FXのエンジン単品での入庫です!

今月は愛知県のお客様も東京のお客様も車で直接ご来店!!

エンジンの為に車で東京からご来店されました!

入庫したFXのE1のエンジンです!

カムを地元のお店で外そうとしたらしいのですがカムホルダーのボルトが固着して取れないと断られたらしくこの場で緩めると全部すんなり緩みました

このエンジンも新車から分解歴が一度もなく何十年もネジを緩められる事が無かったみたいなので固着していたみたいです!

持ち込まれた部品が大量に箱詰めされています!!

エンジンの為に長年集められたストックパーツとカスタムパーツ!!

今回のエンジンは大がかりな仕事になりそうです!

とにかくエンジン内部の拘りのコーティングパーツが大量に持ち込んで頂いたのですがカムだけでも3種類・・・

殆どが新品パーツです!

今回使える部品と使えない・使わない部品も大量に入庫したのですが入庫した時点である程度選別します!!

これでも半分近くの部品は持って帰って貰ったのですが快く寄付してくださった部品も多数・・・

流石に申し訳ないので仕事完了後の合計金額から値引きさせていただきます!

持ち込んで下さった部品でGPヘッドがあったのですが少々手直しが必要!

折れたボルトを抜き取ります!

ボルトの頭にナットを溶接します!!

加熱状態で抜き取りタップでさらえて修理完了!!

シリンダーヘッドが歪んでいます!!

ココだけオイルストーンが当たらないので窪んでいます!

フライスで面研をします!

0.07mm落としました!

逆車のエンジンを丸ごと購入しヘッドを取る為だけに調達したとの事ですがGPヘッドはガスケットの構造上歪やすい物があります。

密着性が良く昔のアスベストのヘッドガスケットなのですがグロメットが8の字型で1番2番と3番4番が繋がっているのでガスケットのグロメットにヘッドが馴染んで歪みます!

殆どはオーバーヒートが原因でシリンダーやヘッドが歪む原因は乗り方がヘタクソな事が多いですがこのヘッドはガスケットの構造なんです

ヘッドの修理を仕上げて次はクランクシャフトの洗浄!

新品の550クランクをジャーナル部を研磨しダイナミックバランスをかけWPC加工された物が入庫したのですが嫌な予感は的中!オイルラインを洗浄するとコンパウンドのカスが出てくる出てくる・・・・

」

写真では少しですがかなり大量に詰まってます!

靑棒のコンパウンドかな・・・

研磨は別に悪くはないんですが怖いのはコレ。

このコンパウントはコンロッドメタルに直行ですからね・・・・

何度も何度も繰り返し洗浄します!

そして今回持ち込まれた部品でチェーンとカムとミッション以外は殆どWPC処理されています!

WPC処理されたヨシムラカムやゼファーの新品ミッションもあったのですが打ち合わせの段階で不要となり持ち帰ってもらいました!

多くの改造パーツがピカピカにコーティングされた持ち込まれたのですが今までのブログにも書いてきましたが高価な部品・貴重な部品を組めば良いと言う物ではなく組み合わせが大切です。

社外パーツを大量に組めば加算方式でグレードアップするのか?となると全く違います。

安価な部品でも高価な部品でも組み合わせでヘッド・キャブとの相性もあります。

過去に「〇〇と〇〇と〇〇の部品を組んで欲しい」と依頼されたのですが

「組み合わせが全部悪いので乗りにくいですよ?」

「せめてこの部品は〇〇にして下さい」

と警告したにも関わらず「自分乗り方は〇〇だから組んで欲しい」

と熱望されエンジンを仕上げましたが案の定「乗りにくい」と言われた事があります。

それ以降お客に嫌われても組み合わせの重要性を分かりやすく説明する様にしています。

その一件で悩んで地元のお客様と相談した事もあるのですが「わからん奴の仕事は断れ」

「警告してもわからん奴は素人やから素人がボアアップエンジンなんか乗ったらトラブルに決まっとるやん!」

そんな奴の仕事は断れ!

ここまで厳しくしないとバイク雑誌と言う華やかなキラキラの世界を信じている人は解らん。

雑誌の世界では広告主のスポンサーの課金ゲームなのでクズみたいな部品やカスタムまで華やかに書き連ねます。

今で言うユーチューバーの紹介する商品と同じです!

昔私にマーケティングかけてきた元モリワキのライダーが桑田君!!

ヘルメットは何処のブランド?と聞かれ「〇〇〇です!」と答えると「〇〇〇のヘルメットが良いよ!!」と下手糞な営業トークしてきた奴居たな・・・

百貨店のアパレルの店員ぐらい信用できんな・・・この老害。と思いました

本当に良い物ならスポンサーでない人なら聞きますがバックがスポンサーになっていてその会社から金もらってる奴の営業トーク誰が信じんねん・・・?

こいつバカか?と思いましたが紳士的な対応で「そうなんですねー」と切り抜けました

二十歳前後の駆け出しの頃はバイク雑誌は大本営発表程の威力がありましたが今雑誌とか読む人も居ないですし良い時代になりました!

2013年以降はこの課金ゲームが嫌で若者のへっぽこ整備士でもしっかりと伝える様に努力しています。

そもそもボアアップエンジンとは安価でドッカンパワーアップさせる方法です。

高価な部品を使わなくても必要最低限の改造で既製品のピストン+課金ゲームの多額のカスタムパーツを上回る威力!

だから若い人でも手が届く改造なんです

「昔からボアアップを上回る改造は無し」と言います。

数年前までは雑誌から無料取材もありましたが2013年以降は無料でも断っているので雑誌に掲載される事は無いです!

雑誌を読んで情報を受け取るだけの人と自分から情報を調べ取りに行く人では客層が全然違うのでとても仕事がしやすいです

そもそもマニアックな人なので〇〇だから使えないと言うとしっかりご納得頂けます!