滋賀県〇〇様 Z1 1135ccボアアップ

大変長らくお待たせしました!!

本日は滋賀県よりZ1の入庫です!!

入庫したのがこのZ!

今月より帝国内燃機が稼働し始めたのでそちらのブログもお楽しみください!!

現在かなりオイル上がりしている状態で少々白煙が出ている状態です!

腰上をめくりました

オーナ様自身が一度腰上を分解したらしくライナーが緩んでいるのは分かっていたのですが洗浄だけして当店に入庫するまででの応急処置をしてこの度入庫となりました!!

緩んでいたのはここのライナーですね!

オーナー様自身がエンジニアの業界の人なのでポイントは抑えてありトラブルのある部品も的確に把握してあり入庫時に言われた場所がピンポイントでトラブっています!!

ライナーを抜き取りボーリング加工をします!!

加工風景は帝国内燃機のブログより紹介します!!

腰下の点検をします!

まずは点検棒での基礎点検!

これが入らないと15万以上吹き飛びます・・・・

腰下を降ろし分解する前にヘッドのバルブガイドの交換をします!!

バルブガイド周辺のカーボンを落とします!!

ヘッドをゆっくり加熱しヘッド全体を温めます!

かなり温まったのでここからさらに過熱します!

バルブガイド交換は生半端な温度で交換するとセンターが大きく狂います!

抜く方法は切り取る方法と加熱する方法の二種類ありますが初心者がやる方法は切り取る方が簡単です!!

加熱で抜く場合は単純に加熱すればよいと言う訳ではなく適度な冷却での絶妙な温度変化を利用して抜く必要があります。

今年ヘッドのオーバーホールを依頼されバイクショップがバルブガイドを抜いたのですが

下のバルブガイドが失敗例です!!

アルミがべっとりとガイドに張り付いています!

上のガイドは綺麗ですが下のバルブガイドは失敗です・・・・

失敗どころか弁償レベルでオーバーサイズのガイドが必要です!

加熱と少しの冷却での温度変化で綺麗に抜き取る事が出来ます!!

そしてバルブガイドを入れます!!

瞬間冷却しヘッドを再度加熱し入れます!!

シリンダーヘッドのバルブガイドの交換完了です!!

エンジンの腰下を分解するとゴミが蓄積しています!

とは言え状態はとても綺麗でスラッジは殆どありません!!

オイル交換でエンジンが熱い状態で抜いていたのでスラッジも綺麗に排出されています!!

交換サイクルも早かったみたいなので状態はとても良さそうです!

エンジンをブラスト処理しました!!

そして半艶のブラックで塗装しました!

今後もし76mm77mmのピストンを装着したくなった時腰上だけで出来る様にクランクケースをボーリングしました!

クランクケースを洗浄しました!

クランクシャフトを測定します!!

そしてクランクケースに装着します!!

カムチェーンも強化タイプに変更で新品交換です!

次はミッションです!!

今回Jクラッチ移植なので必要ない部品を取り外し持ち込んで下さったベアリングを交換します!!

分解洗浄し組み立てをしてミッションを装着します!

Jクラッチを移植するととても静かなエンジンになります!!

ロアケースを装着し!

オイルポンプを組付けます!!

オイルパンを組んで腰下をひっくり返します!

そしてワンウェイクラッチも新品にします

クランクシャフトのテーパー部のダメージは無かったので安心です!!

元々センターボルトは黒モリだったのですが一度組むとこのボルトは使いまわしは不可で必ず新品交換です!

ワンウェイクラッチを装着しました!!

エンジンカバーを組んで腰下完成です!!

ダイヤルゲージを入れて内径をもう一度測定します!!

シリンダー内径の測定をするのですがマイクロメーター・ダイヤルゲージはボーリング中測定する物とは別のメーカーで別の場所で測定をしています!!

どちらかの測定工具に不具合があった場合必ず数値の変化が見つかるからです!!

ボーリング加工完了後当店のビッグブロックシリンダー以外はラベルを貼り付けます!!

ピストンとシリンダーを装着します!!

いつもと同じ様にシリンダーヘッドの修正復元をしたのですがシートカット中の写真が消えてしまったので紹介できる範囲でヘッドの無内容を書きます!

まずエンジンのバルブですが・・・

一本完全に曲がっていました!

なのでPMCの強化バルブに交換しました!

排気側のバルブは全て強化バルブです!!

個人的には強化バルブより純正のバルブの素材を好んで使います!

吸気バルブは今回純正を修正して使い排気は強化にします!

何故純正バルブの方が好むのかと言いますと金属が柔らかくバルブシートに馴染むからです!

バルブの気密性もとても良く吸気側だとキャブからの吹き返しが殆どありません!!

パス!パスッ!!とキャブから吹き返すのはバルブの密閉不良かキャブセッティングの狂いです。

純正のバルブの方がバルブシートを傷めず密閉率が良いです!

しかし問題は値段・・・・

強化バルブは純正のバルブの1/4の安さ・・・・

強化バルブがこの安さだと流石に考えます・・・

今回は排気バルブのみなので遠慮なく強化タイプをチョイスしましたが吸気バルブだと少々高くでも純正にしようかと考えます

シートカットの精度が全てなのですが強化タイプのバルブで圧力検査すると擦り合わせをしてもなかなか馴染まないので普通のOHの倍の時間がかかる場合もあります!

カムメタルも勿論新品に交換します!!

このメタルの摩耗はタペット音の原因です!

傷んでいると迷わず交換が必要です!

アイドラーギアはPAMSの物を持ち込んで下さりテンショナーアイドラーは純正の物ではなくPMCの強化タイプに変更します!

ピストンとシリンダーを組付けます!

そしてシリンダーヘッドを装着します!

カムシャフトを組みます!

1・4番と2・3番を上死にして測定し狭い方のクリアランスで合わせます!

ヘッドカバーを組んでエンジン完成です!!

エンジンに火入れし試乗しに安富ダムまで来ました!!

新車の様な静かなエンジンです!!

ZのエンジンOH完成です!!

今月も色々と差し入れを頂きました!

このZのオーナー様よりお菓子の差し入れです!

有難う御座います!

そして!

先月ボアアップした愛知県のゼファー710のお客様より!

ケーキの差し入れを頂きました!

有難う御座います!