大変長らくお待たせしました!

本日は千葉県よりボアアップのご依頼です
千葉名産の落花生とリポデの差し入れを頂きました
有難う御座います
あと!
前日岡山県のゼファーのお客様がご来店して下さり!
お菓子の差し入れを頂きました
有難う御座います
それと!!
兵庫県のグリーンのラップ塗装の710ゼファーのお客様がご来店してくださり!
アイスの差し入れを頂きました
有難う御座います
入庫したGPZです!
このGPZのお客様もフレームの塗装のご依頼なので全分解します!
サッとエンジンを降ろし!
フレームにします!
エンジンを分解していきます
エンジンは大昔に全分解された痕跡があります
腰上はとくに問題ないのですが!
(問題あるけどたいしたことなし)
問題は腰下でした
こいつと!
こいつ・・・・・
ロアケースとアッパーケースの位置決めのノックピンは通常二本なのですが前方と後方にも入っていました 合計4本。。。。
合計4本。。。。
ここはクランクケース加工時に固定するために使われる穴ですが組み立て時にはピンを入れてはいけません
分解するときへばり付きケースが割れるおそれがある為です
多分大昔に分解した人がアホみたいに「ここにもピン入れといたろ」
とか言って入れたに違いありません

お蔭でケース割るの大変でした
加熱しなんとか抜けた・・・・
あと!
折れ込んだボルト二本!

修正完了


エンジンをサンドブラストして!
フレームもサンドブラスト完了です

ピカピカのツヤありブラックにペイント完了です

車体を組み上げました

このGPZ!
状態がとても良くビックリ
同時進行中の新潟のゼファーは年式的にも比較的状態が良い物が多いのですがGPZの場合部品がすくなくハーネスがズタボロな物が多いですが
新品に交換されカプラーもとても綺麗
Rショックはオーリンズで外観は普通ですが中身は徹底的に細かく整備されています

配線ズタボロで継ぎはぎだと組む時時間がかかり配線トラブルが発生した時修理が大変なんです
ハーネスが綺麗で整頓されていると仕事がはかどります

アッパーカウルはエンジン積んだ後に装着します
エンジンも塗装完了です
クランクケースのボーリングも完了しました
腰下を組んでいきます!
メタルを交換し550クランク・コンロッドを組みクリアランス
測定します

ここのクリアランス測定はとても肝心です
クリアランス不良はクランク焼け・コンロッド焼けの原因になります!
とは言ってもここさえしっかり測定すれば400エンジン・ザッパー系エンジンは大丈夫でダメなクランクは一目でわかります!
それに比べZのクランクはダメな物が多く見た目良好・ベアリング良好・点検棒がスムーズに入ってもエンジンかけるとゴーッとうなり音が出る物があります
リビルドクランクでも異音がするクランクがあります
で!
550クランクは焼けたら修正できるのか?
CBXなどでのお問合せが稀にあります!
焼けたクランクを溶接肉盛りし再研磨と言う方法がありますが万能な修理方法ではありません!
溶接した時点でクランクとは異なる金属が溶け込むのでオートバイのエンジンでは不可能なことが多いです!
修正してもトラブルが出ることが多いので当店では断ります!
そもそもその修理・4輪や重機のエンジンで可能ですが2輪のエンジンでやる修理ではないです

消耗品の部品を全交換しオイルポンプ・ワンウェイクラッチを組んでひっくり返します!
こちらのGPZのオーナー様は一次減速550です!
クラッチハウジングとプライマリーギアですが550は1種類ですが400の一次減速は色々な種類があります!
見ためは全部一緒なのですが400エンジンの一次減速はハウジングとプライマリーギアはセット交換です!!
FXで多いのですがハウジングが傷んだのでゼファーの物や一部のGPZの物を移植するとクランクケースが変形し、とてつもなく異音がします!!
組んで最初は特に音はしないのですが組み合わせが悪いと、しばらくするとゴーーーーーッと酷い音がし始めます
強化クラッチを組みゼファーのクラッチを移植します!
GPZのクラッチとゼファーのクラッチは全然別物です!
GPZのクラッチカバーは強化クラッチ装着不可です
色々試行錯誤しましたがゼファーほど高性能なクラッチはありません
エンジンのパワーを受け止めるクラッチはとても大切な部品で400エンジンの場合クラッチカバーで性能評価できます!
民間企業がゼファーのクラッチカバーを制作するととんでもない金額になりますが格安で手に入ります
これがないと強化クラッチを組めませんしGPZクラッチカバーを付けると罰ゲームなレベルの重さになります

400エンジンを多くカスタムしている人では常識ですね
FX・GPのプッシュロッドは摩耗しやすくギア抜けしやすいです
シリンダーヘッドを修正します
45度面をシートカットし70度で内径拡張しました
全部完了です
本日はお盆ですがいつもこのシーズンはアメリカに居るので何年かぶりに日本でお盆を過ごします

子供が心配でロサンゼルスの知人も「今年は日本に居てあげたら?」
と言ってくれたのでバリバリ仕事です
仕事邁進の為なら盆も正月も関係ありません

今年はボンネビルが3年ぶりに再開されるみたいでカワサキのH2Rもボンネビル(スピードウィーク)に行っています
2013年以降はコンディションが悪く異常気象で雨の降らない時期に雨が降る為前例がない事態になっていました
毎年塩が減っているのでとても危険なコースになっています!
世界中から何百と車両が集まりますが3日目にはエンジントラブルなどで半数ほどになってきます!
日本では考えられないですよね
富士スピードウェイの3倍ほどの標高で燃料はアルコール燃料なので燃料の攻略がカギになります!
(いくら濃くしてもプラグの焼け色は白いまま)
点火時期も車種によっては変わります。
日本人として粉骨砕身頑張ってもらいたいものです
バルブのカーボンを落としました
バルブの状態は良好!
輸出仕様のバルブです
修正完了です
すり合わせ・圧力検査をしてヘッドを組み上げます
新潟のお客様と同様吸気ポート排気ポート拡張です
フィンの側面も研磨のオーダーです
そして本日は先月ボアアップしたゼファーの試乗
ニン!!
マッドブラックのゼファーです
このゼファーのオーナーは最近までゼファーχに乗ってましたが
「ノーマル乗ってられないです」とのことです
で!なんとこのオーナー21歳の若者です
20代の若者のお客様も多いのですが・やる気と根性・は年齢関係ないですね!
ええ歳のおっさんがこのような若者を、ひがんだりねたんだりするポンコツ人間(ショップ)も大勢いますが年齢関係なく自分を向上させる人間は人種、国籍関係なく優秀な人間です!
逆に40代、50代で「サラリーマンほどリスクを抱えた職業はない」と、脱サラして事業を始めるお客様もおられますので世の中分からないものです
勿論会社員で努力し出世したり一人前以上に稼ぐ人も大勢います!
若者が努力して手が届く金額が私の中での基準なので高校生もボアアップしに来るんです


最年少は16歳が二人居ます

エンジンに戻ります
ダイヤルゲージを入れ!
クリアランスを測定します

この測定は一つのシリンダーで8か所測定します
いつもながら完璧な仕上がりです
ピストンとビッグブロックを組み込み!
カムを組み込みタペット調整します
このGPZのオーナー様はGPZカムを組みました

一次減速は550なので組み合わせとしては下の力がなくなりますのでゼファーカムを進めたのですがオーナー様の強いご要望ででハイカムになりました


カムはエンジンの特性を決めるのにとても大切なパーツでハイカムが好まれがちですが下からスムーズにエンジンを動かすにはオーバーラップの広いカムは不向きです
FXよりZ400GP!GPよりゼファー!ゼファーよりGPZ400F!
てな感じで国内モデルだけでも4パターン選べます
ボアアップしたら絶対にハイカムと言うのはバイク雑誌神話です
馬力と言う数字は上がりますがね・・・
色々考えて試すとゼファーカムってとても優秀でGPZカムからゼファーカムに変更される地元のマニアックな常連様もおられます
ポートを流れる混合気の流速がハイカムにすると落ちるのはご存知な方は多いとおもいます。
その分減速比をショートにすることにより低速の弱点をカバーできますがそれが嫌でロングにしローカムのZ400GPやゼファーのカムを選ばれる人も多いです
カムを変えるより減速比ほ方が圧倒的に低コストで済みエンジンの負担がないからです

このGPZのオーナー様は現在ロングなのは重々承知で今後好みの減速比にご自身で調整して下さるので超ロングの減速比でハイカムにしています

ヘッドカバーを組み込みエンジン完成です

新潟のお客様と同様こちらのGPZのオーナー様もCRキャブの新品
新品キャブだとセッティングもしやすいです
調子の良いエンジンに調子の良いキャブ!!
CRキャブに不調の物に色々付属品や改造パーツを付ける人も多いのですが、そんな物は二の次です
調子の良いキャブにエンジンと点火装置
この3つを妥協してはいけません
このオーナー様はウオタニを持ち込んで頂いたので点火装置もバッチリです

エンジンに火を入れました
静かですがハンドルに伝わる振動は別物です


GPZにもウオタニはお勧めです
点火時期に関してはFXみたいに狂わないのですが故障が多いんです
と、言ってもウオタニも100%の物ではありませんが
強い火花!確かに大切ですが確実な点火時期の火花の方が絶対に大切です

故障のリスクの少なさでGPZ純正よりウオタニの方が優秀で
FXに関しては故障の少なさは勿論点火時期で考えてもウオタニが必要です

ウオタニが無い頃はゼファー400の1型を流用してました
今でもFXにゼファー1型の点火装置を付けている人を見ると「おおっ」
と、思います
知っている人はダイナではなくゼファーを流用してるんです
そのほうが安くて故障がないので!
ただ一型ゼファーの点火装置は販売終了で手に入らなくなったので今はウオタニが支流です
七曲りまで試乗に行ってきました
すると小野市のゼファー710のオーナー様と遭遇!!
会社の同僚の人達とツーリングに来ていたみたいで!
もう一台CBを購入されたとのことです

GPZの最終点検も終わり車検と一般修理でてんてこ舞いです

神戸のゼファー900

車検完了です
赤ちゃんのオムツの差し入れを頂きました

有難う御座います
そして地元のZ710FXのお客さまの修理も完了です!
ハンドルバーハンに変更です
知人とツーリングに行きその知人がよろけてそれをかわす為に転倒したらしく・・・・・
帰りしに、そのよろけた知人の人をよける為に別の人も転倒したらしいです

大変なツーリングでしたね
そして!!
赤穂のZ684FXのお客様は北海道までツーリングに行ってきたみたいで北海道のお土産を頂きました!
有難う御座います!
 
 
		
















































