静岡県〇〇様Z400FX 710ccボアアップ

大変長らくお待たせしました

本日は静岡県からのご依頼でエンジン単品制作のオーダーです

関西・関東で事業(製造業・サービス業)をする人は実は静岡県は超重要拠点です!!

私も起業する時地元の社長に

「静岡県のお客様が来るか来ないかが勝負や!」

「静岡県から一人でもお客様が来て下さると全国からお客様が来る!!」

と何度も言われました!

静岡県は日本の全ての平均値とされアメリカではオハイオ州的な位置付けです!

なので外資の会社が日本に出店する時は東京でもなく大阪でもなく一号店を静岡に出す傾向がありここで失敗すると撤退します

起業し始めて静岡県からお客様が来た時は地元の社長が飛んできてとても喜んで下さいました

広島・愛知・神奈川は起業してすぐに多数のお客様がご来店して下さる傾向がありましたが、この3県は土地柄上バイク乗りが多い傾向があります

多分暴走族も昔多かったと思われます!笑

持ち込まれたエンジンの重要部品です

GPヘッドとヨシムラカムと550クランクとコンロッドと550の一次減速です

勿論この部品では足りないので!

部品取りエンジンを引っ張り出します

ゼファーχのエンジンの内部を使います

χのエンジンを出す為に20機以上のエンジンを移動し出したのでこの作業が一苦労・・・・

早速χのエンジンを分解します!!

分解するとコンロッド全箇所焼けていました

このエンジン昔実働で買ったのですがオークションも酷いな・・・・

確かに動きますが激しいメカノイズがしたはずです

クランク・コンロッドは使わないので関係ないですが一般の人が買うと悲惨だったと思います

そしてエンジンをサンドブラスト加工します!

クランクケースはゼファーの物で以前ボアアップしたFXのお客様が「他のお客様に使って下さい」と寄付して下さったクランクケースです

腰下のベースクランクケースはゼファー!

ミッションはゼファーχ!

一次減速は550にクランク・コンロッド550!

ヘッドは550GPにヨシムラのカム!!

かなりの仕様変更となります!

ちなみにこのFXのオーナー様はFXにゼファーエンジンを搭載し公認済みなのでZR400AEの刻印となります!

FXだとKZ400EEとなり高額でボロな物を買わなくてはいけませんがゼファーエンジンでの登録なので格安でクランクケースを入手でき高品質な物が買えます

今回は寄付パーツなので無料です!

やはりFX乗りどうしでの助け合いがあるので素晴らしい

普通なら買わなくても良い様な部品でも無ければ高額でも買わないといけません!

上記の部品でエンジンの制作は可能ですがマイナーチェンジされているので知らずに組むと瞬殺で潰れる場合もありますし

静かな時限爆弾となり数年後に激しい異音がする事もあります!

同じゼファー・FX・χの同系エンジンでも組み合わせが悪いとトラブルの元になります

勿論同じ550クランクでもベースエンジンによりピストンのスキッシュエリア・コンプレッションボアが変わります!

これらも仕様により合わせて制作しています

エンジンのペイント完了です!

黒く塗ってしまえばゼファーかFXかマニアでないと区別できません!!

外からの見た目はE4とは全く同じです

550クランクとコンロッドを移植しますします

そしてゼファーχミッションを移植します!!

ドグ部がテーパー加工され!

Fスプロケの固定方法がセンターロックナットの固定になります!!

また今回はクラッチをゼファーにするのでは無くFXのクラッチを組むのでプッシュロッドを組める構造に変更しています!

ロアケースを組みます!

ステンのネジに交換します!

そしてワンウェイクラッチとオイルポンプを組みます

オイルパンを組んでエンジンをひっくり返してクラッチを組みます!

一次減速550のFXクラッチです!

このクラッチカバーも不要になった過去のFXオーナー様からの寄付パーツです!

殆どが寄付パーツで組んでいます

プッシュロッドの摩耗があるのでペーパーで慣らして逆さまに組みます!

シリンダーヘッドに取り掛かります

シートリングの45度面をシートカットし!

70度で内径拡張しました

全箇所のシートリングの加工完了です

次はバルブのカーボンを落とします

このヘッドは輸出モデルなので輸出車の吸気バルブです!

バルブサイズは同じですがバルブの素材が異なります

そして今回はバルブの軽量化のオーダーです

左が純正バルブで右がウエスト加工した軽量バルブです

排気バルブを同じ重さにしチューリップの形状を変更します

この改造はダウンドラフトのバイク全般に有効ですがデメリットは費用相対効かですね

全部のバルブをウエスト加工し45度面を研磨機で修正しました

バルブを擦り合わせして圧力検査をしてシリンダーヘッドを組み上げます!

吸気ポートを拡張し!

排気ポートも拡張しました

シリンダーヘッド完成です

そしてビッグブロックにライナーを入れボーリング完了です

クリアランスの測定をします

ダイヤルゲージを入れ!

測定完了です

5/100mmのクリアランスです!

ピストンとビッグブロックを組みます!

ベースエンジンがゼファーでヘッドがGPなのでこのエンジンの仕様のピストンです!

550クランク・コンロッドならピストンは共通?

と、思っている人が多いのですが実は550クランク・コンロッドでもスキッシュエリア・コンプレッションボアにより3種類のピストン形状が必要です!

ヨシムラの600ccのボアアップキットが典型的な失敗例です

スキッシュエリアは550用で低く設定したのですがコンプレッションボア形状を大きくしたのでヘッドと衝突する場合がありました

このオーナー様のエンジンは550クランク・コンロッド・ゼファークランクケース・GPヘッドの組み合わせで制作したピストンが入っています

ヘッドを組みました