兵庫県〇〇様 ゼファー750 900ccボアアップ

本日は兵庫県の尼崎市よりゼファーが入庫です

尼崎市と言えば芸人のダウンタウンの地元です

最近尼崎では物騒な事件が多発してますが同じ兵庫県でも姫路と尼崎では土地柄から人柄から運転の仕方まで全然違います

私一時期尼崎に住んでいた事があるので思い出の地でもあります

引っ越ししてきても新参者扱いされずとても仲良くして下さる人が多く近所の人に声をかけるとすぐにアルバイトを紹介してくださったりバイク修理の依頼をしてくださったり親切な人が多いです

尼崎で世間を騒がせている事件もありますが尼崎でも北側と南側で町並みが大きく変わり某事務所の数も南に集中してます

南側だったので最初のアルバイトは運転手の仕事でした

回収に行く仕事で上司が回収に行って5分たっても部屋から出てこない場合は運転手の私がその部屋に乗り込むのが仕事・・・・

つまり5分たっても上司が部屋から出てこない場合は何かトラブルが発生している事を意味します・・・・

幸い最悪の事態になる前にアルバイトを辞めましたがとても社会勉強になりました

車の運転中に上司が「金が全く無く失う物が無い人間は最強や」

「人は追い込まれたら殺生でもなんでもすんねん」

「やからワシは回収に行くときが怖い」

理屈では分かっていたつもりでもその状況で言われると、とても説得力がありました

エンジンを降ろします

エンジンはメカノイズがとても大きく何かの金属音がパタパタします!

恐らくタペット調整をした時の音と思います

マフラーのスタッドボルトはナットと一体化し抜けてしまいました

2番の下のボルトも痩せてダメなので交換です!

合計3本良品に交換します

ヘッドカバーをめくるとヨシムラST1カムが入っていて!

ピストンは2mmオーバーサイズピストンでした

784cc!

で!このピストン過去にも一度遭遇しているのですが何処のメーカーか不明・・・・・

ヨシムラはゼファー750のボアアッププロジェクトがあったのですが開発段階で終了し販売されなかったらしいです

そこで!

今回調べてみようと思いモリワキかな?

と思ったのですがモリワキに問合せすると

「販売した記録がありませんね・・・・」

「当時の社員がいないので分からないです」との回答!

ヨシムラならPOPの刻印があり

モリワキならMEの刻印があると思うのですが見当たらない

モリワキのピストンと思っていたのですが違うらしい

とりあえずハイカムと2mmOSピストンでプチカスタムされてましたがバルブの密閉が出来ていないので吹き返しも多くかなり不調で丁寧に組んだノーマルエンジンの方がパワーある状態です

オイルパンを開けるとスラッジがぎっしり!!

オイル交換する時は冷間時にしても意味ありません!

綺麗なオイルだけ抜けて汚い汚れはオイルパンに張り付いたままです。

最低でも30分程走ってから交換しないとスラッジが蓄積されていきます

数分アイドリングさせ油温計を見て交換してもダメです!

しっかり30分程走ってエンジンを暖気させスラッジを拡散させオイルを抜かないとスラッジが溜まってしまいます

特に冬場はオイルが固いので走行後すぐにオイル交換しましょう

オイルパンの状態があの状態だったのでメタルは細かい傷が全体に走っています!

エンジンをサンドブラスト加工し下地を出します

そしてエンジンをペイントしました

シルバーエンジンのオーダーです

クランクケースのボーリングも完了しました

クランクメタルとコンロッドメタルを交換しクリアランス測定をします

ミッションも分解・点検し組み込みます

そしてロアケースを組みます

ZR7のワンウェイクラッチを組み立てます

そして対策品のワンウェイクラッチとオイルポンプを組みます

オイルパンを組みエンジンをひっくり返します

FCCのタイプGを組み込みます

クラッチカバーを組んでエンジン完成です

シリンダーヘッドのリビルドに取り掛かります

燃焼室とポートを掃除しました!!

シートカットに取り掛かります

45度面をシートカットし60度で内径を整えました

45度面がやや広目だった為30度で45度面の幅を調整しました

3面加工です!!

全箇所シートカット完了です

次はバルブのカーボンを落とします

そして45度面を研磨機で修正します!!

45度面の研磨完了です

擦り合わせをして圧力検査をしてバルブを組み込みます

シリンダーヘッドの完成です