埼玉県 ゼファーχ 710cc ボアアップ

本日は埼玉県よりゼファーχのボアアップのご依頼です!

今回はベースエンジンは当店の2バルブエンジンをベースに制作します!

段取りしたのはGPZ400Fの腰下です!

エンジンを保管している倉庫も約80機程エンジンがあるのですが手前側には損傷の激しいエンジンが多くなり奥の方のエンジンを取り出すとなると一日仕事となる有様・・・

突貫工事で作った小屋にエンジンを詰め込んでいるので細かい事を考えていなかったツケが来た感じです

このGPZエンジンも取り出すのに1時間以上かかりました

取り出しても盲点な場所が割れて居たり修復に時間がかかりそうだったりとで良品のエンジンが見えているのですが手前から順番に出すので時間と体力がヤバい

ベースはこのエンジンで早速分解します!!

欲しいのはクランクケースと中身でミッション以外は使います!!

それとは別に2弁のゼファーのシリンダーヘッドも用意しました!!

χエンジンは丸々残して2バルブエンジンは当店で全て用意します!!

と言ってもベースエンジンは無料で良いのですがベースエンジンよりクラッチパーツやオイルパンの方がベースエンジンより高いと言う謎現象がゼファーで起きています

FXユーザーはゼファーエンジンを部品どりで使いあまった部品を寄付して下さるのですがクラッチとオイルパンの無いゼファーのエンジンだらけなのでクラッチとオイルパンは購入するのでベースとなるクランクケースは格安ですが側のエンジン部品は時価なのでベースエンジンよりクラッチやオイルパンの方が高額になってます

見た目はボロエンジンですがこいつもまだまだ走れます!!

新たなオーナー様の元で走る為の準備をします!!

エンジンをマスキングしてブラスト処理をします!

半艶のブラックに塗装してクランクケースをボーリング加工しました!!

クランクメタルとコンロッドメタルを新品に交換し550クランクとコンロッドを組付けました!

ミッションは2バルブのゼファーミッションです!

χのミッションも2バルブのゼファーミッションもチェーンラインは同じです!

クランクケースのロアを組付けます!

綺麗なステンのボルトに全交換し!

オイルポンプをワンウェイクラッチを組付けます!!

オイルパンを装着しゼファークラッチを移植します!

クランクケースはGPZですが内部は2バルブのゼファーです!!

クラッチカバーを装着しエンジン腰下の完成です!

次はシリンダーヘッドに取り掛かります!

燃焼室とポートを掃除しました!

このシリンダーヘッドのバルブシートには少し割れがあります!

32度面が損傷していますがこれは稀にある事でGPZエンジンでは特に多いチョイとしたトラブルなのですが45度面まで破損するのは異例中の異例!

45度面が問題なければ30度のシートカットをすれば問題なく使えます!

30度と45度と70度の3面加工でシートカットしました!

全箇所バルブシートのシートカット完了しました!!

次はバルブのカーボンを落とします!

バルブを磨いて!

45度面を研磨機でサッと仕上げます!

バルブの擦り合わせをして圧力検査をしてシリンダーヘッドを組み上げます!

吸気ポートを拡張し!

排気ポートも同様拡張しました!

ポート径の拡張は費用相対効果絶大です!!

昔はしないお客様も稀にいましたが今は100%と言ってよい程400エンジンのオーナーはやる鉄板メニューです!

確実にパワーが上がり排気によりエンジンの熱を逃がす役割も大きくコストも安く何処にも負荷がかからないといい事ずくめな改造なのでボアアップユーザーにはお勧めしているプランなのですが以前にも何度かブログに書きましたが研磨・鏡面加工は殆ど意味がありません!

マジでゴミみたいなパワーアップしか見込めません。

15年前はバイククソ雑誌に「究極のエンジンチューニング!!」とかアホみたいに書かれてましたがマジでゴミみたいなカスタムです。

こんなゴミカスタムするぐらいなら大きなピストン入れた方が圧倒的にパワー上がるのに小さな補修用ピストン入れてハイカム入れて何故かポート研磨!!・・・・

なんで?・・・

こんなカスタム見るとマジで商売人によるビジネスカスタムとしか思えません

当時はクソ雑誌に当たり前に書かれてましたが冷静に考えて研磨だけでどんなけパワー上がると思いますか?

気体の通り道ですからね。。。

これは修行時代からお客様に何度も伝えてましたが雑誌の威力が当時は絶大で私が変な奴扱いされてました

実績のある人なら分かると思いますが分かっているのに「ビジネス」と割り切ってやる人も多かったしヨシムラやモリワキが1秒を競う限界値のレースの世界で最後にパワーを捻りだす方法ぐらいな物なのにな・・・・

ポート研磨したら究極になれると勘違いが蔓延していた変な時代でした

シリンダーヘッド完成です!

当店ではリューターで拡張し最後にペーパーで慣らして完了なのですが研磨まではしないですね