本日は県内の加古川市よりボアアップで入庫です!!
加古川市ですが元姫路市民との事と私と同級生と言う事もありとても話しが弾みました!!
現在37歳なのですが10代の頃はゼファーに乗っていたとの事!
因みに私たちの世代は暴走族も終わり旧車會がでてきた時代かな・・・
なので私の世代は大きなチームも殆ど無くなり無名の小さなチームがポツポツあった時代かな・・・
先輩に狩られて族狩りに狩られ警察に狩られの時代なのでサファリパーク状態
この時代の族狩りは一部の自治会が「警察はあてにならん」との事で暴力団に依頼していた時代なので本当に危険でした!
今また東京リベンジャーズの影響で族車をチラチラと見かけますが最近隣町を試乗中にヤバいおっさんを見かけた。
黒い特攻服に金刺繍で東京卍會・・・・
若い子のコスプレかな?と思ったら小さなおっさんなんです・・・・
横を通る普通車にメンチ切りながら闊歩していた光景が令和の時代に異様過ぎて、この世の終わりか?
と思いながら見てましたが目が合っても困るので視線をそらしながら横を通過しました
大人なので自分は出来ないけどユーチューブで佐田ビルダーズ見てエンタメとして楽しんだり懐かしんだりはありますが
特攻服で街を闊歩は流石に罰ゲーム並みに恥ずかしい
完全にアニメの世界に入り込んでいたのかな・・・・
映画の影響で若い子で暴走族している子が出てきたけど私の周りの子は自殺したり地元に居れなくなって蒸発したり小チンピラになって指無くなって逃げ回ったり悲惨な人生を歩んだ人も多いのでそのエネルギーをうまく転用し経営者として起業する事をおススメします
入庫したFXです!
ノーマルで落ち着いた大人な仕様!!
昔はロングツッパリテールにエバハン35が定番のカスタムでしたが今の時代ではあり得ないカスタムですね!!
やはりFXはシンプルな外観が個人的には一番好きです!!
入庫時に気になったのがこれ!!
ガソリンがオーバーフローして漏れてます!
かなり危険な兆候でフロートバルブが閉じていないのですが
GPZ400Fのガソリンコックに変更されていますが負圧がかかってないのにガソリンが出てきます。
これはとても危険で最悪エンジン全損なのでコックはとても大切なパーツです。
オーバーフローの漏れ方が本当に微弱な場合吸気ポートへガソリンが流れます。
その部分のバルブが開いているとピストンの上にガソリンが溜まります。
気づかすセルを回すと気体は圧縮できても液体は圧縮できません!
そうするとクランクが曲がったりコンロッドが曲がったりヘッドガスケットを突き破りガソリンがエンジン側面から噴き出したり
なのでガソリンコックは手動をおススメしています!
手動だと確実にコックでガソリンを止める事が出来るので面倒ですが旧車乗りは手動!!
GPZの物は楽なのですがこの様なトラブルが多いので注意が必要です!
早速エンジンを降ろして全分解します!
ブラスト処理し古い塗装と錆を撤去します!
半艶の黒にペイントしました!
車体も全分解しブラスト処理します!
錆びを完全に取り除き下地を出します!
フレームの塗装はブラストしてから錆までが速いのでショットをした当日か翌日には必ずペイントします!
フレームは七分艶より少し艶のある塗装にしています!!
キラキラのテカテカより少しだけ艶を落とした方が落ち着いた仕上がりになります!!
クランクケースを洗浄し新品のクランクメタルとコンロッドメタルを組んでクリアランスを測定します!
550クランクとコンロッドの組付け完了です!
ミッションも分解洗浄し組み込みました!!
クランクケースのロアケースを組付けます!!
そして今回はネジは純正の錆びたネジをあえてそのまま装着の仕様です!!
ネジをそのまま使うとレストア感が無くなり綺麗過ぎないエンジンになります!
過去にも思い切ったお客様がこの仕様をしたのですが意外とカッコよくて綺麗過ぎない車体には結構似合うんです!
このアンティークな感覚は人工的にはなかなか出せないので長年の色あせたネジを使うとワンポイントでカッコいいです
オイルポンプとワンウェイクラッチを組付けます!!
オイルパンを装着しエンジンをひっくり返します!!
クラッチはFXクラッチを装着し二次減速比を調整します!!
シリンダーヘッドの修正に取り掛かります!!
このヘッドは分解歴がありましたがシートカット歴はありません!!
修復ベースとしては最高の状態です!!
今月は以前ボアアップした大分県のお客様のゼファーヘッドもOHしたので3機のヘッドを修正しました!
シートカットしバルブの擦り合わせをして圧力検査をして検品しラッピング!
初期設定用のシム番号も記入して梱包したのですが一番大変だったのがこれ!
シリンダーのライナー内径が錆びていたので新たなライナーを制作します!
一番のライナーを抜き取り新たなライナーを入れます!!
新たなライナーを入れボーリング加工をします!!
そして最小限の面研をします!!
最終工程のホーニングをして完了です!!
当店のボーリング以外も時間がある時は内燃機加工をするのでご希望の場合はご依頼ください!!
シリンダーヘッドの修正に戻ります!
バルブシートのシートカットをして
45度30度70度の三面加工をしました!!
70度のシートカットはバルブシート内径の拡張も兼ねているので45度面の内径を整えるのとパワーアップが目的です!
次はバルブのカーボンを落とします!!
そして研磨機で45度面を研磨しました!!
バルブの擦り合わせをして圧力検査をしてシリンダーヘッドを組み上げます!!
今月はうっかりしてヘッドの完成写真の撮影を忘れていました
スミマセン
吸気ポートも排気ポートも拡張ています
次はシリンダーのボーリングが完了したのでピストンとのクリアランスを測定します!
4/100から5/100mmでのクリアランスです!!
このエンジンのボーリング風景も帝国内燃機のブログにて紹介します。
ピストンとシリンダーを組付けます!!
ライナー内径も研磨後にクロスハッチを入れているのでピストンの動きがスムーズで抵抗が少ないです!
そしてFXヘッドを装着します!!
このFXのヘッドと錆びとくすんだ歴史のネジの頭が似合う!!
勇気いる決断ですがアンティークな見た目が車体と綺麗にマッチングします!!
カムシャフトを装着しシムでクリアランス調整をしました!
ヘッドカバーを装着しここのネジも純正のくすんだネジを使います!!
車体にエンジンを搭載しエンジンに火入れします!!
CRキャブに黒のショートカンがFXには似合いますね!!
試乗に行こうかと思ったら故障を発見!
セルボタンを押してもセルが回り続けると言う謎トラブル・・・
セルリレーが故障していたのでゼファーの物を移植しました!!
無事セルリレーの交換をして試乗に出かけます!
今回試乗に行ったのは相生市!(あいおい市)
机バンバンパワハラ市長の自虐ネタで有名になってしまった相生市の名誉を回復する為に勝手に一日観光大使をする事に!
いつもの七曲りをまっすぐ抜けると相生市に入ります。
まず紹介するのは相生市の玄関口JR相生駅!
ここは新幹線が停車する駅で当時衆議院議員の河本氏による政治的影響力によりできたと勘違いの噂が広がっているのですが実は
西行きと東行きの新幹線の行き違いの為に新幹線が停車するので関係ないのが事実らしい・・・
そんな相生市の見どころスポットがここ!!
ペーロン城で中には天然温泉があり入ると全身ポカポカです!!(入ったこと無いから知らんけど)
ここで机バンバン饅頭とか売ったらバカ売れすると思います!
そしてこの向かいには!!
マクドナルドや丸亀やスーパーがあり携帯電話が無い人はドコモショップもあるので携帯電話を買う事も出来ます!
相生市の谷口市長も2000年から市長なので来年で25年の市長。
昔は大阪にカリスマと言われた橋下徹と言う政治家(今はコメンテーター)が居たのですが政界引退の時「政治家は使い捨てが一番」
と言っていたのが印象的でした。
長期で政治に携わると腐敗するし失態もすると。
戦後の初代姫路市長は石見氏(いわみ氏)と言う人で奥様は当店のある旧宍粟郡安富町出身の方。
戦時中は捕虜の首を日本刀でブチ落として瀬戸内に投げ捨てたという噂がある。
経営者として満州国で剛腕振りを発揮していたのですが皆が大本営発表を信じる中、石見氏だけは「この戦争は危険だ」
「会社を廃業し日本へ帰国する」と言い出し社員の猛反対を説得し帰国します。
石見氏の予感は的中し日本は悲惨な事になるのですが先見の目を買われ初代姫路市長として剛腕を発揮。
先月斎藤知事の応援の為、姫路市民が集まった場所は
初代姫路市長の石見氏が一年分の公共工事の予算をぶち込み建設したJP姫路駅前の50メートル道路。
駅からお城が見え姫路の玄関口として市の予算をいきなりここに全力投下します。
インフラで「100年後の市民が使えるように」を構想に戦後の街の復興にあたります。
戦時中の経験から「国には頼らない独自のインフラ整備」と次々と成功させたのですが最後にやらかした・・・
姫路市民に初代石見市長と言うと「あぁ~・・・あの市長ねぇ~・・・・」と誰もが口を揃える黒歴史。
モノレール建設で大損害を出し闇起債を発行し今の北海道夕張市の財政再生団体ギリギリにまで転落します。
姫路観光に来ると市内にあるモノレール跡は当時の物で今でも負の遺産として残っています。
やはり政治家も経営者も使い捨てが良いと思います
県外から来たら経営者としても見て欲しいこのモノレール跡。
政治家も経営者も引き際は大切ですね!
巨人の桑田は選手として絶頂期に辞めましたが清原はボロボロになるまで野球をしたのですが
経営者としてどっちの引き際が正解なのか色々考える事が出来ると思います。