長野県 ゼファー900 ボアアップ

本日は長野県よりゼファー750の入庫です!!

綺麗なノーマルにRショックはオーリンズ!

マフラーとRショック以外はノーマルと言うシンプルさが30後半になると渋く見えてくる・・・

10代は20代前半は純正色が嫌でしたが今改めて見るとずっと見とける渋さがあります

不思議ですがゼファー400もノーマルがカッコよく感じます!

早速エンジンを降ろします!

エンジンを全分解しサンドブラスト加工しました!

純正の塗装はボロボロなので下地の腐食から完全に綺麗に撤去しました!

クランクケースのボーリング加工をして半艶の黒に塗装しました!

黒の塗装の塗装はシンプルで補修もしやすく汚れが目立ちません!

この色が一番人気です!

クランクシャフトの曲がりを測定してクランクメタルとコンロッドメタルを新品にして測定して組付けました!

ゼファー750クランクはZのクランクとは違い一番曲がるのはフライホイールのテーパーの部分。

転倒が一番クランクを曲げます!

ゼファー400や750だとエンジンスライダーがおすすめですね!

ミッションを装着します!

今月のゼファーは二機とも中期ミッションです!!

当店のFスプロケを付けるのでスペーサーが必要なのでそれもセットで装着します!

クランクケースのロアケースを装着しました!

強化ワンウェイクラッチを組みます!!

ワンウェイクラッチとオイルポンプを組みこみます

オイルパンを組んでエンジンをひっくり返して!

強化クラッチを装着します!!

クラッチカバーを組んで腰下完成です!!

先日地元のお客様と話ししていたのですが市内のバイクショップが倒産したらしく被害者がでているらしい・・・

何故かバイクショップや車屋は最後の最後にこーなるパターンが多い・・・

身近なバイクショップでもあったし知り合いの人のお店も自己破産した人も居ますが共通してハデな人・・・

そのお店に来るバイクもハデで店主の金使いもハデ・・・

十代の時に金融屋で働いた事があるので不渡りを出す手前の人はなんとなく前兆があります

ハデに広告をして銀行からガンガン資金調達しハデなカスタムをやりたがる傾向がある。

お店もガンガン資金調達してハデにしていく。。。

若い時に地元のお客様から受けたアドバイスは今でも忘れず実行していますが

「無理な資金調達はしない」

「お金の信用で今までの努力も一瞬で吹き飛ぶ」

「ギャンブルはしない」←これはどんな職種でも同じですね

昔からバイクに乗っている人は昔あったバイク屋さんの不祥事の歴史も記憶しているので無理な借り入れは絶対にしない事を肝に入れて今でもその経営方針で仕事をしています。

と言うかウチは無借金経営です

それと創業時に経営のイロハを叩き込んで下さった広島県のとある社長に

「バイク屋をしたかったら趣味でやれるようになれ」

バイク屋の一本足打法は危険、時代の変革の中で石炭産業と同じ様に一生できる仕事と思うな。と言う事なんだと思うのですがこのアドバイスも確実に守っています。

なんならバイク屋が赤字になっても別事業から補填できるので経営を続けられるシステムなので潰れようがないのですがこれもその広島の恩師の社長からの言いつけです。

バイク屋でもお店が倒産する前に必要にお金をせびってきたりとにかく「安くします」と言ってきて最後にお金をかき集めてたり

人との会話で本当に大丈夫か?とお客様は疑うことを絶対に忘れてはいけません。

「親切だから」とか「〇〇のお店のお店はカスタムで有名」の前にこのお店資金繰り大丈夫か?

ハデで必要ない物やたら無いか?

支払ってるのに修理が必要に長くないか?

見極めるのは天性の物なのかわかる人はすぐに分かるのですがね・・・

病気で他界はイレギュラーですがそれ以外は気を付けて下さいね

バイク屋は元暴走族などクソ野郎が経営していると言う事を前提に!!笑

大切な愛車が返ってこなくなる事はとても多いですからね!

逆に資金力のあるお店は毎月の返済が無いと言うのが強みなので気に入らない事をお客様に言われたりすると「来るな」と簡単に言えてしまう。

お客様からすると「不愛想」と思うと思うのですが本当に不愛想なだけでしょうか?

それを言えると言う事は資金管理がしっかりしているのでお店が客を選んでいるとも考えられますね

不愛想で借金火だるまのクソな人も居ますが疑う事は忘れずに!!!!

シリンダーヘッドの修正に取り掛かります!

45度と30度と60度の4面加工をしました!

全箇所のバルブシートが完了です!

次はバルブなのですが研磨されてのかな。。。

純正バルブとは違うような・・・・

でもシートカットはしていないような。。。。。

このエンジンは正直言って過去の分解歴は少し解らないエンジン

バルブの感じからして出荷時でなさそうな気もするのですが。。。。

研磨機にて45度面を修正しました!

ダイヤルゲージを入れます!

5/100mmで綺麗に加工できました!

シリンダーヘッドのバルブの擦り合わせをしてシリンダーヘッドを組み上げました!

このヘッドは中期のエンジンなのでここからのオイルリーク対策があります!

初期はここからオイルが漏れるのでヘッドカバーを固定するボルトに液体ボンドを塗って組まないとあかんのです

カワサキもここのオイル漏れ開発時に気づかへんの?と思う構造なんですが何故こんな構造にしたのか・・・

ピストンとシリンダーを組み付けました!!

ボーリングの加工風景も撮影しているので帝国内燃機のブログをご覧ください!