東京都 ZEPHYRχ 710ccボアアップ

今月は東京都からもゼファーの入庫です!!

入庫したのがこのゼファーχです!!

ぱっと見はノーマル風のゼファーですがフルカスタム!

ここまでお金のかかったゼファーは久しぶりに見ました!!

純正のゼファーのカッコよさはそのままでシンプルな外観ですがゼファーマニアが見たら思わず二度見するやつです

なんと言ってもミッチェルのホイールはとてもレアです!!

排ガス規制前のゼファーχの改造車!!

昔のバイク雑誌であったド派手な改造でなく「ゼファー乗りの見る人が見て分かれば良い」と言うシンプルさを感じさせます!!

今回は当店のベースエンジンとニコイチで一機のエンジンを制作します!

ベースエンジンはこのエンジンです!

群馬県のZ710FXのお客様がFXエンジンの部品取りで使い「残りは使わないので他のお客さんし使って下さい」とわざわざ送って頂いた寄付エンジンがベースです!

まずはχのエンジンを降ろします!!

このエンジンは部品取りでニコイチのエンジンにします!

χエンジンからクラッチとミッション周りを抜き取ります!

そして2弁エンジンを全分解しブラスト処理をしました!

今の時代ゼファーエンジンとχの二機のエンジンで制作するのは高額ですが今回は2バルブエンジンに足らない物が全てχエンジンから移植できるのでコスパよく制作できます!

そもそもベースエンジンが寄付ですからね!

エンジンを半艶の黒に塗装しクランクケースのボーリングをしました!

クランクメタルとコンロッドメタルを新品交換して!

550クランクとコンロッドを移植します!!

部品取りのゼファーχエンジンから抜き取ったミッションを移植します!!

χミッションはドグ部がテーパーなのでギア抜けしにくい構造でFスプロケの固定がセンターロックナットです!

消耗品の部品を全交換しロアケースを装着しワンウェイクラッチとオイルポンプを組み込みます

オイルパンを組んでエンジンをひっくり返してクラッチを組みます!!

今回は一次減速550の仕様です!!

何故かと言うと!

Rホイールがミッチェルでスプロケが特殊なのでRスプロケ基準で減速比調整をします!

F21丁で一次減速550を装着すると少しロングですが航続距離の長い単車になります!!

クラッチカバーを装着して腰下完成です!!

最近問い合わせで多いのがユーチューブの撮影・・・・

今年で3件目の連絡が来たのですが撮影はお断りしています。

昔はバイク雑誌だったのですが最近はユーチューブでの取材です

これにも理由があり当店のブログを読んで下さっている人は自ら調べてこのブログにたどり着いている人が殆どと思います。

マニアックな知識があり来てくださっているのでお客様との会話もスムーズで「説明」「説得」の必要があまりないので良い仕事で低コストの最短ルートを私が考えそのプランで仕事が出来ます!

ここがブログの良い所!!

知識のある人が自ら検索しここにたどり着いているのですが。

ユーチューブだとおススメ動画で勝手に宣伝されていくので全く知識もない何も分からない人が連絡して来ると言う事です。

京都のお客様からのアドバイスだったのですが

京都の場合ミシュランガイドの掲載を拒否する高級料亭がとても多かったのですがこれには理由があります。

京都に限らすですが料亭は京都府内・近県の常連様(昔からお世話になっている名士)が居るから成り立っています。

そのお店に「ワタシ、サシミタベレマセーン」と言いながら入ってきた外国人が「星3つ」とか勝手に格付けされるワケです。

その後ミシュランガイドを片手に「ミシュランガイドのお店だー」と新参者の素人が押し寄せるのですがこれが続くのは3カ月程。

昔からお世話になっていたお客様は離れてしまいます。

それが分かっている料亭はミシュランガイドやテレビや雑誌が来ると内心「帰れボケ」となる訳です

食べログとかは課金ゲームですからね

起業時に教わったのは

「古臭いかもしれんけど宣伝広告で来る人ではなく口コミやお客様のお友達や自ら調べて来て下さる人を大切にしろ」

「これからどんな時代が来てもこれは変わらん!」

こう言われたのは15年程前ですが今でもその考えは変わりません

昔雑誌で取材している人に取材をお断りしたのですが「無料で取材するのに断るって高飛車になってるんちゃいます?」

と言われた事がありますが未だに取材を拒否しているのは合理的な理由があります

次はバルブの修正をします!

まずはバルブのカーボンを落とします!

そしてバルブの45度面を研磨機で修正します!!

修正完了です!!

45度面を専用の研磨機で加工しないと綺麗な面がバルブシートの45度面に合わないので圧縮漏れします!!

そして次はシリンダーヘッドのカーボンを落とします!

全ての燃焼室とポートを掃除し!

45度と70度の二面をシートカットしました!

70度の角度で加工するとバルブシートの内径を拡張できるのでパワーアップできます!

全箇所のシートカット完了しました!

バルブの擦り合わせをして圧力検査に合格したのでシリンダーヘッドを組み上げました!

吸気ポートを拡張し!

排気ポートも拡張しました!

次はボーリングしたシリンダー内径を測定します!

ダイヤルゲージを入れ!

測定完了です!!

自社内でボーリングしているのですが別メーカーのマイクローメーターとダイヤルゲージで測定しているのでダブルチェックです

ビッグブロックシリンダーとピストンを組み込みます!

シリンダーを装着しクランクを回転させるのですがライナー内径を鏡面加工してからクロスハッチを入れる事により

ピストンが軽く動きます!!

何百機とエンジンを組んできましたがターカロイ鋳鉄は研磨する事により表面強度が上がります!

エンジンの摩擦抵抗の30パーセントはピストンリングの摩擦なのでここの抵抗が少なくなるのは大きな事です!

そしてシリンダーヘッドを装着します!

フィンは研磨したのでシルバーのラインがヘッドに入ります!!

カムシャフトを組み付けシムの調整をします!!

ヘッドカバーを組んでエンジン完成です!!

エンジンは完成ですが今回はフレーム塗装もします!

フレーム単品にしてサンドブラスト加工をします!

下処理完了しました!

今の梅雨の季節は空気に触れさせるのも嫌なので1時間の移動でもラッピングします!!

下処理してから塗装に取り掛かるまで1時間半です!

そして塗装完了しました!!

マッドブラックではなくチョイ艶のある半艶仕様です!!

車体を組み上げます!!

足回りのここからの見た目がカッコいい!!

エンジン搭載しました!!

早速試乗しに安富ダムへ行きました!!

エンジン絶好調です!!

ここから見た目のカッコよさ!!

「2バルブエンジンなのにセンターロックナット!!と言う事はχミッションだな」

と言う人がいたらかなりの変態です!

最終点々で七曲りまで来ました!!

見た目が凄いカスタムですがよくよく考えると全て平成の時代のカスタムパーツなんですよね・・・

当時でも部品の組み合わせでこんな凄いカスタムが出来たのかと考える一台の車両でした!

ゼファー710完成です!!

今月も色々と差し入れを頂きました!

近日ボアアップする埼玉県のお客様よりお米の差し入れです!!

有難う御座います!!

それと!

以前ボアアップした大分県のFXのお客様より!

明太子の差し入れです!

有難う御座います!!

それと以前ゼファーを710にした愛媛県のお客様より!!

ケーキと大福の差し入れを頂きました!

有難う御座います!!

それと!

以前ボアアップしたゼファー900の愛知県のお客様よりうどんの差し入れを頂きました!

有難う御座います!

今月は去年から注文していたTMRがようやく到着したので次々キャブ交換

大分県よりキャブ交換での入庫です!!

高回転が回らなくなったとの事でキャブかなと思い入庫したのですが

ブリザーホースエンドのフィルターが原因でした!

以前にもブログに書いたのですがブリザーホースは

こんな感じでスイングアーム斜め前方に出すのが良いです!

そしてホースのアールは緩やかに!!

ホースのアールがキツイと折れ曲がります!

折れ曲がるとクランクケース内圧が上がり高回転回らなくなり最悪はブローします!

このブリザーホースのトラブルは年一の割合であるので注意が必要です!

オイルキャッチタンクを無理やり付けて折れ曲がってブローパイガスが抜けなくなる事が多いかな

意外と危険なので注意喚起です

当店の新型の集合管に交換しました!

それと地元のお客様のゼファーもTMRに!

TMRでハイレスポンス化出来ますがTMRはガソリンの通路が狭く少し放置すると詰まりやすい傾向があります!

アクセルが軽くFCRよりも加速良くとても良いパーツですがキャブのネジが色々と緩んでくる事が多々あります

組付け前に締め付け確認しますが「ここが緩むか」と言う所もあるので注意が必要なのと

710とTMRの組み合わせだとレスポンスがとてつもなく早くなるので安物のオイルエレメントを付けると吸引力でエレメントが

粉砕するのでちゃんとしたエレメントが必要です!

これをお客様が他店で「安物のエレメントを組んだら粉砕するから〇〇のエレメント入れて下さい」と店員さんに伝えると

「はあ?」と言われて変な奴扱いされるので注意が必要です・・・