福井県 〇〇様 Z750GP エンジンオーバーホール

本日は福井県よりZ750GPの入庫です!

入庫したのがこの車両です!

貴重なZ750GPですがエンジン不調・インジェクション不調との事です!

早速エンジンの分解に取り掛かります!

エンジンの内部はまずまずですが少々オイル上がり気味のようです!

一度腰下まで完全に分解された痕跡がありますがとても丁寧に組まれています!

クラッチなんかはさび付いてましたがこのエンジンを分解したのは1980年代と思われます!

当時のメーカー純正の液体ボンドが使われていたのですが組み間違えもなく昔このエンジンを組み立てた人の丁寧さがわかります!

分解歴があるので変なトラブルがないか心配しながらチェックするのですが以前組んだ人の技術は当時としてはとても高かったので安心して仕事ができます!

エンジンを全分解しサンドブラスト加工しました!

シリンダーもブラストしボーリング中です!

エンジンの塗装が完了しました!

半艶の黒塗装です!

クランクシャフトを組付けてクランクメタルとコンロッドメタルのクリアランスを測定します!

そしてコンロッドメタルも交換しクリアランスを測定し組付けます!

ミッションも洗浄し点検し組付けます!!

そしてロアケースを組付けます!

そして750エンジンの弱点のワンウェイクラッチを強化タイプに交換します!!

ここは必ず強化タイプに交換しないと後からまた交換する事になります!

裏のダンパーゴムも新品に交換しました!!

クランクケースに組み込みます!

オイルポンプも組み込みます!

オイルポンプを組んでエンジンをひっくり返して!

GPZ750ターボのクラッチを移植します!

750エンジンのクラッチと名の付く場所は全部弱点です!

なので強化タイプに変更する必要があります

組付けました!

プッシュロッドを見ると左右ひっくりお返して使われています!

エンジンの奥の方が摩耗が少ないので以前OHする前よりもOH後の方が距離を走っているみたいです

エンジンの腰下完成です!!

次はシリンダーヘッドのOHをします!

どうやらシートカットした痕跡があります・・・・・

30度の加工を見ると粗悪な純正工具のシートカッターではなさそうです!

内燃機屋で仕事をしているみたいですが・・・

バルブの1本は明らかに接触が悪そうです!

ここは排気漏れしてました

取り合えずバルブのカーボンを落とし研磨機で45度面を修正しました

当たりの悪かった部分のバルブシートです!

シートカッターを進めると明らかに半分だけがシートカッターの刃が当たっています!

前面当たった所で止め30度と60度の3面加工をして整えます!

全箇所シートカット完了しました

問題があったのは1か所だけで残りの7本は全く問題ありませんでした!

カムを組付けシムの厚みを確認します

そしてバルブの擦り合わせをして圧力検査に合格したのでシリンダーヘッド完成です!!

フィンの研磨はなしです

シリンダーのボーリングが仕上がったのでダイヤルゲージを入れて測定します!

4/100mmの仕上がりです

1mmオーバーサイズピストンを組みシリンダーを組みます!

そしてシリンダーヘッドを装着します!

黒エンジンはやっぱり渋いですね!!

カムシャフトを組みシム調整します!

ヘッドカバーを組んでエンジン完成です!!

エンジンを車体に搭載し火を入れます!

ウオタニも装着しキャブもFCRに変更しました!!

エンジン絶好調です!!

最終点検の試乗をしてZ750GP完成です!!