栃木県 Z750FXⅢ 900ccボアアップ

本日は栃木よりZ750FXの三型の入庫です!!

しかも28歳と言う若者!!

若い人がご来店してくださるとやはり嬉しいですね!!

エンジンを紹介する前にこのFXエンジンのオーナー様より道中に買ったうなぎパイの差し入れです!

有難う御座います!!

道中と言う事は・・・

エンジンをわざわざ栃木より車で兵庫県まで車に積んで自走でご来店して下さいました

中の良いお兄さんと兄嫁とこのエンジンのオーナー様の奥様と4人で!

しかもお兄さんに「明日一緒に兵庫行こう!!」と急遽車を運転し兵庫入り・・・滝汗

兄弟と奥様共にとても仲良さそうで凄い楽しそう

観光することなくとんぼ帰りされました

それと!

同じ日に東京からご来店して下さったFXのボアアップのご予約を入れて下さっているお客様より赤福餅の差し入れです!

有難う御座います!!

それと!

先月二機目のボアアップした沖縄県のお客様よりハンバーグの差し入れです!

有難う御座います!!

それと!先々月ボアアップした埼玉県のお客様より!

お米の差し入れです!!

有難う御座います!!

それと以前ボアアップした広島県のGPZのお客様よりみかんジュースの差し入れです!

有難う御座います!!

実は今月色々と考える事がありました!

今までの信念として「若い人でも身近にボアアップを」と言う絶対的な信念の中で開業し今もその信念は揺るがないのですが。

今月お話ししたFXのお客様が「もう60代です」と言う人が二人・・・

この何気ない会話に「はっ!」としたのですがFX乗りの年齢層のアッパーは60代に突入していると言う事。

人間の健康寿命が早ければ65歳なので(人により大きくばらけますが)遊べる時間が少ないお客様が多くなり始めると言う事です。

FX乗りもゼファー乗りも遊べる健康寿命は折り返し地点を通過した人は多く私が今年38歳なので65歳まで27年・・・

この65の健康寿命を延ばすには健康が一番と言う事に気づかされたのが8月・・・

思い返せば健康的な学生時代は殆どなくタバコと炭酸飲料ばかりで不健康な食生活で400のバイクは15歳デビューでチャリも漕いでいない。

23年も不健康な生活を送りました。

そもそも「チャリはダサい」「男は単車でカワサキしかないやろ」と言う謎ルールが自分の中にあった。

コロナの時にタバコを辞め余計に肥満になり94キロまで体重が増えたのでこのままだと65歳までに死ぬ可能性がある事に気づいたのが先月。

嫁と相談しパーソナルジムに行くことにしました(ライザップではありませんがそんな感じのやつです)

タバコ・酒は完全に辞め今このブログを書いている時はお菓子も辞め糖質脂質たんぱく質を考える食生活に・・・

今減量中です!!

また色々な諸事情がありこのジムの言われた事だけをしていても痩せらせないと判断し毎日6キロのランニングをしています

健康寿命を延ばさないと遊べませんし、とある社長に「金で健康は買えない」「健康な体には10億以上の価値がある」と言われたので確かになと思いました

FXオーナーや一部ゼファーオーナーも60代に突入し健康にバイクで遊ぶには日頃の生活が大切と言う事に先月やっと気づきました

それと同時に今までもですが仕事の選択をしています。

申し訳ないのですが誰でも出来る仕事は他店かご自身で整備お願いします。

例えばタンクのエンブレムとかグリップの交換とかハンドル交換などのゴミみたいな軽整備は勿論ですがフレームの塗装も状況によっては断る場合があります。

申し訳ないと言う気持ちが勿論あるのですがやはり自分か他店で出来る事は当店では出来ない場合が多いです。

エンジンと、それに付属する仕事に徹底したいと言うよりピンポイントでその仕事に集中しないといけないと言う感じです。

そこまでしないと60代のお客様の仕事が出来なくなると言う危機感もある。

そうすれば年間一機でも多く供給できます。

遊びたくても時間と健康だけはお金で買えませんからね

「若者の為にエンジンチューニングを身近に」と言う考えと「60代の人は遊べる時間が少ない」と言う二つの大きなテーマの中これから仕事をしていきます!!

早速エンジンに取り掛かります!

入庫したエンジンです!

ご自身でエンジンを分解したらしく腰上が全バラ

「腰下も全分解した痕跡があると思います」との事だったのですが昔はFXⅢは不人気車でなんならZ750FXの一型ですら安かった。

そんな時代に腰下分解したのかな?と思ったのですがどうやら本当に分解されている!!

バーネットクラッチに!

強化ワンウェイクラッチ!!

いつの時代に分解したん!?

少なくとも2000年以降に分解されているので25年以内に分解されています!

なんと言ってもフライホイール裏のオイルシールは絶版なのですが当時の純正新品が入っています!

当時強化スターターの存在すらあまり知られていなかったしそもそも当時は不人気車だったのでそこまでしてエンジンを直す人も少ない。

コンロッドメタルは焼けかけです・・・

かなり荒い運転をされていた痕跡です!

回し過ぎたらこうなりますが基本的にザッパー系エンジンが6000回転以上で走るとこの様なトラブルが出始めます。

瞬間的に回す場合も大丈夫ですがボデーブローを食らっていると思った方が良いです!

クランクメタルも同様の感じです!

比較的丁寧に腰下は組まれているのですが・・・・

問題だったのがヘッド・・・

カムホルダーを他のエンジンから流用したみたいでジャーナル部がガリガリです・・・

これだとカムもオシャカなはずです。