大変長らくお待たせしました
本日はゼファー750を900にボアアップのご依頼です!!
その前に!!
以前ボアアップしたZ684FXのオーナー様が車検でご来店されたのですが!
「困った人が居たら使ってやって下さい」と!
カヤバのRショックの新品を寄付して下さいました
このタイガーのFXの車体はド初期のE1で太巻きのRショックは装着できなかったので・・・
来年来る事故でレストアのお客様に使わせていただきます
それと!
今年ボアアップした福島のお客様からお米とお酒の差し入れを頂きました
有難う御座います
入庫した車両がこの車両
バリバリの改造車のゼファー750RS
RSですがトレードマークのスポークホイールではありません
イタリアのOZのホイールです
早速エンジンを降ろします!!
分解していくと!!
前の真ん中2本が折れて1本がメネジのアルミが食らいつきバカになりました
なので下穴を空け二本のボルトを抜き取りヘリサートを打ち込みます!
完了
マスキングしサンドブラストします!!
下処理完了です
クランクケースをボーリングし半艶ブラックにリペイントしました
とても綺麗な仕上がりです
クランクメタルとコンロッドメタルを交換しクリアランス測定をします
測定完了
ミッションを組み立てクランクケースに組み込みます!
消耗品のチェーン・オイルシール類も全交換しロアケースを組みます
ワンウェイクラッチを分解洗浄します!
こちらのお客様は元々ZR7の物に変更されていたので裏のダンパーのみを交換して組みます
オイルポンプを組んでオイルパンを組んでひっくり返します
そして元々組まれていたFCCのタイプGを組みます
次はシリンダーヘッドを修正します
燃焼室とポート内部を洗浄しシートカットします
45度面をサッと修正し60度と70度の3面加工しました
ゼファー750のエンジンはシートカットを細心の注意が必要です。
Zのヘッドや400系エンジン見たいに厚いシムが装着されているわけではなく元々2.25などの薄いシムが入っている場合があるからです
セミプロがシートカットすると2.00のシムが最薄なのでタペット調整出来なくなります。
必要最低限のシートカットで留めます
バルブの状態もとても良好!
45度面の修正も最小限で留めます
修正完了です
すり合わせをして圧力検査をしてシリンダーヘッドを組み上げます
フィンは研磨のオーダーです
先ほど仕上げた腰下をフレームに載せます
そしてシリンダーのボーリングが仕上がりました
ダイヤルゲージを入れれ測定します!
測定完了です
まっ・・・簡単に書いてますが企業秘密なことがこのシリンダーには詰まっています
ブログで公開できる内容は60%ほどです
制作したピストンとシリンダーを組みます
ハイコンプ仕様です
シリンダーヘッドを組んでカムのタペット調整をします
調整完了です
ヘッドカバーを組んでエンジン完成です
早速試乗です
七曲りに来ました
エンジン快調
これから試乗していきます