神奈川県〇〇様 ゼファー400 710ccボアアップ

本日も神奈川県からのお客様でゼファーのノーマル車の入庫です

懐かしの紺色の初期のゼファーです

懐かしの親子メーター!

私が10代の頃はこの純正色の赤や紺が嫌でこの親子メーターも嫌で砲弾型に交換していましたが30代となり見直すとノーマルのゼファーってこんなカッコよかったっけ!!??

と思う程カッコいい

この親子メーターは新品でオークションに出品しても2000円で落札・・・・

出品するのがめんどくさくなり捨ててしまった

今となっては高額で取引される部品です・・・・・

エンジンを降ろします

ノーマルでとても綺麗なゼファーですがエンジンも同様綺麗です

流石にクランクケースは色あせ粉噴いてますが珍しく綺麗な純正塗装のエンジンです

ヘッドカバーを開けた瞬間このエンジンは良いか悪いかが直観で分かります

分解歴無しの低走行エンジンでオイル管理も初代オーナーから徹底的に管理されてます

乗り方もとても丁寧です

ヘッドを外しピストンを見るととても良好!!

クランクケースはオイル漏れがあったのでM8ボルトにワッシャーがかましてありました

ここは恐らくクランクケースの合わせ目からのオイルリークでボルトに伝って漏れていたみたいです

腰下を分解します!

クランクケースを点検していると!

クランクメタルの裏にバリが・・・・

よくある事ですがこれが外れるとクランクメタルにバリ直行です

エンジンをサンドブラスト加工します

エンジンを半艶の黒にペイントしました

クランクケースのボーリングも完了です

550クランク・コンロッドを移植します!

クランクメタルとコンロッドメタルを交換しクリアランスを測定しました

そしてミッションを組み込みます

ミッションの状態も極上です

FX~ゼファーχまで移植可能なのですがマイナーチェンジがあります!!

川崎重工のバイクもこれから大きな転換期となり従来型のビジネスモデルだと「ダメやな」と地元の社長と話ししていたのですがマジで無くなる可能性があります。

ヤマハ発動機のCEOは

「物理的にエンジンではなくモーターでバイクを作る事は可能だ」

「しかしそれが売れるかは別の話しだ」

と発言しています!

ハレーもモーターバイクを制作しましたが売れるかは別問題です。

今までホンダ・ヤマハ・カワサキ・スズキで技術競争を何十年としてきた訳ですが

例えばホンダが〇〇のバイクを作るとカワサキが対抗して〇〇を作るとか・・・・

技術者同士の戦いが優先でそれが売れるバイクかは別問題。

この様な事業を今後カワサキがすると時価総額が小さい方が必ず負けます。

100%負けます。

そこから脱却できるか・・・・

職人ではなくカワサキのバイクの歴史が分かる人が川崎重工に必要ですね!

まずW800の後のメグロ戦略ですがこれは川崎重工が歴史のブランドイメージ戦略として先手を打ち出したわけです

これは素晴らしいですが問題はどの様な物をどの様な値段で売り出すか!!

他社メーカーのバイクでも歴史上価値のつくバイクには共通の理由があります!!

そのバイクを作れるかが今後のカギとなりそうです!!

売れないバイクを作って「あのバイクは失敗だったなー」笑

これは歴代の川崎重工の社員あるあるの会話ですがそんな事したら普通の会社だとクビか左遷な訳です。

個人事業主だと失敗を苦にクビ吊る人も居るわけです。

先週も川崎重工の社員と話ししたのですが聞いてると眠たい事を言っているのでその考えだと会社潰れるで?

と言っても何故か危機感が無い様子・・・・・

やはりサラリーマンだな・・・と痛感しました

彼の上司が優秀なのを願いますが

JALも絶対潰れないと思っていたと思いますが破綻してます。

幸か不幸か真面目に頑張ってきたANAが当時の不良債権の処理が出来ていないので今は大変ですが・・・

JALは公的資金が投入されましたが川崎重工の二輪部門は救済されるでしょうかね・・・・

クランクケースのロアカバーを組みます!

ステンの綺麗なネジに交換します!!

オイルポンプとワンウェイクラッチを組みエンジンをひっくり返します

強化クラッチを組み!

クラッチカバーを組んで腰下完成です!

次はシリンダーヘッドに取り掛かります!

シートカットします

45度をシートカットし70度でシートリング内径拡張しました!

二面加工です

全箇所のシートリングの加工完了です!!

次はバルブの修正です

45度面のダメージは極小です

45面を研磨機で修正しました

バルブの擦り合わせをして圧力検査をしてシリンダーヘッドを組み立てます

吸気ポート拡張し!

排気ポートも拡張しました

フィンの側面は研磨無しのオーダーです

やはりゼファーは黒エンジンがカッコいいですね

次はビッグブロックシリンダーのクリアランスを測定します!

ダイヤルゲージを入れます

測定完了です

ピストンとビッグブロックを組み込みます

そしてリビルドしたシリンダーヘッドを組みます