本日は兵庫県のお客様がご来店です
このゼファーオーナー様の同僚の方お二人はもう当店で710ccにボアアップ済み
お二人ともフルカスタムのゼファーです
今回ボアアップするゼファーオーナー様から差し入れを頂きました
有難う御座います
これだけではないんです・・・・
5月も多くのお客様から差し入れを頂いてしまいました
養父市のお客様からだ産まれてませんが赤ちゃんのプリケツを拭くシートと!
りくまるのオヤツ・・・・
人が来るとオヤツを貰えると思っているみたいで番犬になりません
人が来てもオヤツ一つで魂を売るんです・・・
そして!
先月ボアアップした大阪の710FXのお客様よりマダムシンコのプリンの差し入れを頂きました
有難う御座います
そして!
来年の5月のボアアップのご予約を頂いているの兵庫県のお客様が鳥取県に行かれていたらしくバームクーヘンの差し入れです
有難う御座います
皆さま本当に有難う御座います
最近ボアアップしたお客様も出産ラッシュで無事産まれたとのご報告を頂いております
そわそわしている6月です
今回ボアアップする車両がこのゼファーχ
4バルブエンジンですがこのエンジンはボアアップには不向きなので2バルブエンジンがベースで4バルブエンジンは部品取りにします
早速部品取りエンジンを降ろします
ひっくり返して!
ほしい部品を抜き取ります
パクれる部品はこのくらい
χのエンジンの残りはゴミです
次はベースとなる2バルブエンジンのシリンダーヘッドです
工場に転がっていたシリンダーヘッドですがボルトが折れ込んでいました
早速穴を開けます
この時センターに穴がないと後々面倒なのでしっかり加工します
古いボルトを抜き取りヘリサートを打ち込み修理完了
いやーでも色々考えますね
子供の名前・・・・
色々考えても「産まれたら今まで考えていた名前が変わる」
とか言う人も多いしな・・・・
産まれてくる子は女の子なので・・・
彼氏とか連れて来たらどうしよう・・・・
と、色々考えてしまいます!
殺す!殺してやる!
と、一人で殺意を覚え昔の友人に電話することに!
「チ○カある?」と聞くと今はないらしい
兵庫県は殺伐とした問題があるので全然足りないらしく2013年頃に比べると4倍ほどの値段で売り買いされているらしい・・・・
神戸のお客様はしっかりライセンスをもっているのでワタスも時間できしだい取りに行く予定です
パンフレットを見ると!
こんなのもいーなーと!色々考えるんです
これなら銃砲店で修理やOHしてもらえます
エンジンに戻ります
工場にストックしていたゼファーのクランクケースを引っ張り出しサンドブラストします
ボロボロだった塗装を根こそぎ撤去完了です
そしてエンジンのペイントをします
ペイントとクランクケースのボーリング完了です
腰下を組んでいきます
クランクメタル・コンロッドメタルを交換し550クランクとコンロッドを組みます
ミッションはゼファーχです
エンジン内部の消耗品を全交換し!
ロアケースを組みオイルポンプを組みます
クランク・コンロッド以外のエンジンの中身は全てゼファーχです
オイルパンを組みひっくり返します
エンジンらしくなってきました
強化クラッチを組み込み腰下完成です
次はバルブの研磨です
バルブのカーボンを落としました
吸気側のバルブが二本こんな感じでベコっていたので圧縮漏れしていたのは分解時に分かっていたのですが
この二本は修正してもダメだったので良品に交換です
次はシリンダーヘッドなのですが・・・・
問題発生
これ!!
吸気側のシートカットを失敗して排気側の45度面がえぐれています
これ・・・・
民間企業の仕事ではありません・・・・汗
メーカー出荷時の加工・・・・
45度面が0.5ミリほどしかありません
実はこんなヘッド・・・
私が16歳の時見たことがあります
暴走族の友人とバイク作ろうとしていて
当時スクラップ屋でゼファーがガス溶接で切断されていてそのエンジンを譲ってもらい分解した時の事です
当時の私は技術も設備もなくそのヘッドを見て理解不能で捨てました
それから13年後にまた出会ってしまいました
今なら修正可能です
45度面を慎重にシートカットし30度でサッと45度面の外径を整えます
内径はいつもどーり70度で拡張です
排気側のシートリングの3番・4番が、こんな感じでした
画像では分かりにくいですが45度面の内径と外径は均一な円です
このヘッド!
吸気側にも問題がありました
このオシャカになったバルブ二本が入っていたシートリングは歪んでいます
バルブガイドに1/100ミリ単位でステムガイドを入れシートカットしました
冷やしばめで入れられたシートリングでも入りきっていなかったり叩きつけられシートリングがヘッドに馴染んでいるのですがバルブの45度面は角当たりになります
ここで精度良く加工すると今後シートリングが変形することなく安定したヘッドになります
シリンダーヘッド完成です
正面から見るとこんな感じ
45度面の内径がガッツリ開いてパワー出そう
上の写真は普段と同じ正常なEXのシートリング
下の写真が今回問題だったEXのシートリング修正後!
写真では光の加減で45度面と30度面が同じに見えますが45度面1ミリほどで均一に加工できています
すり合わせをし圧力検査に合格したので組み立てました
フィンは研磨です
ピストンを制作しシリンダーとのクリアランス測定をします!
測定完了
完璧です
ピストンを組み込みビッグブロックシリンダーを組みます
ヘッドガスケットを制作しシリンダーヘッドを載せます
やはりビッグブロックを組むと威圧感あります
カムを組み込みタペット調整します
ヘッドカバーを組みエンジンをフレームに積みます
エンジン点火
好調なエンジン音
これから試乗です