石川県 Z500 710ccボアアップ

本日は石川県よりZ500の入庫です!

CRキャブにオイルクーラーにウオタニ装着済みでボアアップするには申し分ない状態ですがなんせオイル上がりがかなり酷い・・・

早速エンジンを降ろします!

豆知識ですがCRキャブを装着するとキャブをタイラップで軽く吊ってやるとマニーホールドの寿命が延びます!!

昔ブログでも紹介しましたがこれをするとキャブの自重でマニーホールドに負担がかかりますがその負担が大幅に軽減できるのでマニーホールド劣化の二次エアートラブルが発生しにくくなります!

早速エンジンを降ろします。

なんせ2ストの様に煙を吐くので腰上に重大なトラブルがあるのは間違いなさそうです!

組まれていたのはワイセコ615です!!

1番と2番がオイル上がりしてますが2番が重症みたいです!

オイル上がりの原因はこれ!!

オイルリングが飛び出してへしゃげています

シリンダー組付け時の失敗ですね・・・

これだけオイルリングが飛び出して潰れていると組んだ時に分かると思うのですがね

組付け時にクランクを回転させるとかなり重かったはずです・・・

ワイセコのザッパー系エンジン特有のサークリップ溝が広がりでのピストンピンの飛び出しと思ったのですがこのエンジンは人為的なミスでした

ワイセコ615で長距離乗ったエンジンだとピストンピンの飛び出しが鉄板トラブルなのですがこれはピストンの構造なので仕方ない。

誰が組んでもこのリスクは付きまといます

腰上は全て交換なので気にしないですが腰下・・・・

腰下の内部だけは貴重な部品が豊富で550クランクが無傷だとOK!!

550クランクが最近は円安で高額化しています

分解していくと問題が見つかりました!

スプロケカバーを固定するボルトの部分にパテがてんこ盛りです!

早速パテを外します!

何故か銅のカラーがパテで張り付けてありましたが原因はコレ・・・

折れたボルトをドリルで外そうとしたみたいですがズレてグチャグチャになり奇行に走ったと思われます。

まずは古いアルミの断面を削ります!

溶接肉盛りをします!!

外周を整えタップを切って修正完了!

スプロケカバーを取り付けボルトのピッチも完璧です!!

FXのクラッチだとスプロケカバー側からプッシュロッドを押して切るので4本で固定するボルトのうち1本でも折れたりバカ になるとクラッチを切るとスプロケカバーが浮きます!

レバーではクラッチを切れますがエンジンの内部ではしっかり切れていない場合があるので物によってはギア抜けの原因になります!

強化クラッチだと余計に半クラになってしまうのでFXやGPのプッシュロッド式のエンジンのオーナー様はこの部分の修理はとても大切です!

エンジンをサンドブラスト加工しました!

何十年もの古い塗装を腐食を完全に撤去します!!

あと今月より塗装の制限と値上がりのお知らせです!

塗料の供給不安と値上がりとサンドブラスト加工の値上がりなど今までサンドブラスト加工込みで塗装代金が3万円だったのですが5万に価格変更となります!

創業時よりサンドブラスト加工込みで3万で塗装してきましたが最近担当の税理士に

「サンドブラスト加工だけで28000円が外注費ですよ?」

「あってんの?」

と、あきれ顔で突っ込まれ流石にこの価格では採算が合わないので塗料の値上がりとブラストの値上がりで5万にします

ただこの値段でも破格とは思います

出来るだけ低コストで作業をする為にこの辺で利益を出す事は考えていなかったのですが2013年の価格で今まで来ましたからね・・・・

頑張ったと思います!

半艶のブラックに塗装しクランクケースのボーリング加工をしました!!

あと今月より塗料の供給不足の影響でエンジン以外の塗装は受注できない状態です。

またエンジンでもエンジンカバー(クラッチ・スプロケカバー)の塗装は今月より停止します。

エンジンを組んだ後からでも可能なので今必要のない塗装は後にする方針に切り替えました。

塗料の供給が再開するのか問題とそもそも純正部品の供給もいつまであるか分かりません。

一部バックオーダー部品もありますが今の所は部品があるので仕事可能ですが一応供給が止まればエンジンの制作が止まる可能性があります。

ご了承ください。

550クランクの点検をしてクランクメタルとコンロッドメタルを新品に交換しクリアランスを測定しました!

ミッションも分解洗浄し組み込みます!

消耗品のチェーン・オイルシール類も全交換しクランクケースのロアケースを装着します!

ステンの綺麗なネジに交換します!

シフトドラムの固定用ボルトが摩耗しているので良品に交換します!

この位置決めのボルトは以外と重要でこれが摩耗するとミッショントラブルの原因になります!

1割の確率で交換しています!

その前に差し入れの紹介です!

今制作中の石川県のお客様よりお菓子とうどんの差し入れです!

有難う御座います!

それと!

先月ボアアップした大阪のFXのお客様より!

またまたお菓子の差し入れを頂きました!

有難う御座います!

それと地元加古川市のFXの常連様よりわらび餅の差し入れを頂きました!

有難う御座います!

それと同じく県内の神戸市のFXのお客様より!

風月堂のゴーフルと発注ミスで余ったRスプロケの差し入れです!!

有難う御座います!!

オイルポンプとワンウェイクラッチを組付けオイルパンを組んでひっくり返します!!

クラッチはFXのクラッチを組むので元々一次減速が550でしたが400に変更します!

一次減速を400にして二次減速で最終調整をします!

強化クラッチを組みこみ次はシリンダーヘッドに取り掛かります!

燃焼室とポートを掃除しました!!

バルブシートはOH歴なく状態はとても良いです!!

45度をシートカットし70度でバルブシート内径を拡張しました!

全箇所完了です!!

バルブのカーボンを落とします!

バルブ研磨機で45度面を研磨します!!

バルブの擦り合わせをして圧力検査をしてシリンダーヘッドを組み上げました!

吸気ポート拡張し!

排気ポートも拡張しました!

こちらのオーナー様はFXヘッド仕様!!

フィンの研磨は無しの設定です!!

次はシリンダーのボーリング加工をしました!

ダイヤルゲージを入れ!

ピストンとのクリアランスを測定します!!

ピストンを組み込みビッグブロックシリンダーを装着します!

組付け完了です!!

Z500のクランクケースの設計なのでそれに合わせたスキッシュエリアでFXヘッド用のコンプレッションハイトの仕様のピストンになります!

ベースがゼファー系かFX系かとヘッドがゼファーかFX系かでも若干異なるのがこのエンジンの難しい所!!

ここを合わせるのが毎回大変な所です

シリンダーヘッドを装着します!

FXヘッドはやっぱり渋いですね!!

私の私物のFXはGPヘッドですがやっぱりFXヘッドの方が見た目はカッコイイですね!!

カムシャフトを組付けシムの調整をします!

ヘッドカバーを組付けエンジン完成です!!

エンジンをフレームに搭載しエンジンに火入れします!!

キャブもDIYかな?

スモールサイズのキャブにラージサイズのジェットニードルが入っていました!

以前はオイル上がりにキャブのセッティングもでて無かったのでかなり乗りにくく我慢して走ってたみたいです!

まずは安富ダムへ行きその後七曲りまで行ったのですが偶然地元の常連様と遭遇!!

新たにGS1000を購入したとの事です!!

この時代のバイクが好きなんでしょうね!!

Z710FX完成です!!

空冷のGPZ900Fエンジンとこれとミニバイクと人生をエンジョイされています

その帰りに久しぶりに寄り道をしてきました!!

姫路市林田町の旧三木宅!!

歴史的建造物なのですが新選組の映画、土方歳三の半生を画いた映画なのですが時代の転換点にインフレあり。

「燃えよ剣」のロケ地でネットフリックスで放映中なので是非ご覧ください!

沖田総司が人生の最期を迎えるシーンなのですが山田京介さんが数秒のカットの為にストイックな減量をして撮影に挑んだ場所がここ!

当店から車で10分程の場所なのですが

映画のロケ地としてでも有名ですが実はインフレの歴史の展示物もなかなか凄い!!

この地域の藩札!!

これは昔のお金なのですが今も昔も中央集権を維持するのは難しく財政難になると幕府も藩も通貨を発行すると言うのは歴史が繰り返してきた事。

今の日本もまったく同じで通貨の価値の目減りは加速度的に下落してます!

この通貨の価値・・・

今月神戸からお客様がご来店されそのお客様もインフレで「お金とは何だろう?」と気になり始めたらしく私も10代の頃まったく同じ考えになった事があります!

10代の頃は定職に就かず転職を繰り返しまくっていたのですがその中に金融業があります。

お金の回収なのですが先輩が回収に行って5分たっても出てこなければ飛び込むと言う危険な仕事でしたがお金の為に人が殺されたり殺したりお金で命を懸ける事になった時に「お金ってなんや?」「原価21円の紙やのに・・・」

ふとした疑問が芽生えたのはその時でした。

街金も銀行も郵便局も保険屋も不動産屋も同じ系列の仕事なのですがこの時のバイトの経験が今の仕事に繋がります。

地元姫路市のお客様を相手にしごかれ応援して下さったので今があるのですが、それと同じぐらい大切な経験が広島県出身の某社長との出会いです。

「金融を覚えろ!!!」

「経営者になる以上は金融は必ず役に立つ!!!」

社員5人雇えば5馬力10人雇えば10馬力なのですが金融を覚えると1人で100馬力も可能。

これからの日本がどう変化していくかが手に取る様に分かるのですが、どうも歴史上お金に困ると幕府も政府もお金を発行するのは同じでそれは日本だけでなくローマ帝国も同じ。

(ローマ帝国は金本位制なので金貨に混ぜ物をして金の含有量を減らして、それに気づいた民衆は通貨価値の下落に気付いたのでそれに合わせてインフレになっていきます。混ぜ物だらけの金貨は硬いので噛んでも歯型が付きませんが純度の高い金貨は噛むと歯型が付きます。今のオリンピック選手がメダルを噛むパフォーマンスをするのはこの時代の名残です)

 

インフレになりお金に困るとお金を刷る→インフレになりお金に困る→またお金を刷るの繰り返し。

1973年のオイルショックの時は公定歩合で金利が4.25→9%に引き上げました。

ガソリン価格が4倍に上がったのに金利を引き上げました。

今2026年コロナ後よりインフレ3.1%で政策金利1%。

そりゃインフレが止まるワケないですね

(値段が同じでも袋の内容量を減らすステルスインフレは日銀発表のインフレには含まれません)

1973年の時代の日本人と今の日本人は決定的に違う事がある。

悪性インフレの恐怖を1973年の日本人は知っていたけど今の日本人は全く知らないと言う事。

よくよく考えると50代の人が幼少期の頃の出来事ですね・・・

1973年は戦後のハイパーインフレを経験した人がとても多く通貨防衛をしないとどーなるかを知っていましたが今の日本国民はインフレリスクゼロ。

その証拠に短期プライムレートでジャブジャブ資金調達しています。

高市総理も「外為特会ホクホク」と発言するぐらいなので今の政治家も国民もインフレの恐怖をまったく知らないと言う事がある。

命の取り合いと言う危険な現場から金融マニアになった私は昭和19年までさかのぼり新聞を読みましたが当時の日本人は金融の危機感が凄まじい物があり今の日本政府がどれだけ危険な事をしているのか1973年のオイルショックを経験した人が今の日本を見たら何というか・・・・

アメリカ人もインフレの怖さは2007年にリーマンショックを経験しているので住宅ローンの金利でも半数は固定金利で資金調達します。

今の日本はたった1%で大騒ぎになります。

広島の某社長が私に何度も言っていた金融の危険性は今から14年前から私に訴えていました

結果金融政策は変更できずそれどころか減税・・・国債・・・

昔から地元のお客様にお勧めする実話の映画は「マネーショート」でした

10年以上前から「マネーショート」を見て下さいと言ってきたのですがこれは日本の現在進行形だからです

「マネーショート」よりも何十倍もの金融危機を昭和21年に日本は経験するのですが当時を経験した人は殆ど生きていません。

同年11月に日本は最後の手段で資産税をかけますが実はこの当時の法律は今も有効。

おにぎり一つでも100円が120円になると20%の値上がりなのでスプレッドが20円ですが

一億の資産がある人は20%のインフレで2000万が吹き飛んだのと同じことです。

今まで必死に働いて消費税・市民税・社会保険(国保)・所得税・経営者なら事業税などなど・・・

それらを払ってきてやっと貯めたお金にインフレでもう一度税金をかけられているのと同じ事。

私に金融を叩き込んだ広島の社長は14年前からこの事を私に言い続けてきたのですがその弊害が通貨価値下落の円安で出てきましたね

この旧三木家は1643年に出来た建造物なのですが当時も民衆はインフレに困り一揆を繰り返し当時の暴動の痕跡が残っています。

先人の人達は兌換準備なく通過を発行しインフレを悪化させた歴史を後世の今の日本人に残して下さっています。

旧三木宅は江戸時代初期の物で

1600~1740年は一両あたり3800文

江戸時代後期の1750~1850年は一両あたり6000文

幕末動乱期1865年~は一両あたり6560文~110000文

つまり世の中が平和な時代だと通貨の価値が高く物騒な時代になると通貨仮が下がるのは世の常みたいですね