今回は以前Z400FXクランクで６５ミリピストンでボアアップされたお客様です！

今回は腰上OHと新作FX仕様のピストンでピストンサイズを下げ６８４ｃｃ化に備えボアダウンします。

１ミリのボアダウンですがZ400FXクランク用６０４ｃｃのハイコンプピストンKITです！

早速エンジンを分解します！

 

 

 

 

 

 

カムを取り外しヘッドを取り外します！

 

 

 

 

 

 

６５ミリピストンです！

このピストンは昔当店で製作していたピストンで峠などで威力を発揮します！

ショートストロークでビッグボアな為トップスピードまで一気に吹け上がります！

マニアックなエンジン特性を好む一部のお客様がこのクランクとピストンをチョイスしていました。

しかし、このエンジンを製作していた当時はシリンダーの巣穴からのオイル滲みがまれにあり（１０機に１機の割合）リスクを背負ったエンジンだったのです！

現代の当店の独自のボーリング加工方によりこのトラブルはなくなりましたがこのシリンダーは当時のハズレシリンダーです

 

 

 

 

 

 

この旧６２３ｃｃピストンともお別れです！

今回は６８４ｃｃ化に備え６４ミリのピストン（ハイコンプ）を製作します。

１ミリボアダウンし次回５５０クランクにしたときボーリングオンリーで５５０クランク用ピストンで６４．５ミリのピストンを組み６８４ｃｃに出来る用にエンジンの余裕を残し製作します！

ヘッドを掃除しバルブを研磨します！

 

 

 

 

 

 

４５度面を研磨しますが若干窪みがあります

爪には引っかからない段付ですが以前も４５度をリフェーサー加工をし今回は二回目・・・・

この１本は研磨せず当店の在庫と交換します！

 

 

 

 

 

 

燃焼室とポートのカーボンを落とします！

 

 

 

 

 

 

こちらのお客様もバルブガイドを切断し全開仕様のヘッドです！

この改造はバルブのシートカットと圧力検査を確実にしないとすぐにバルブの密閉率が悪くなります。

とくにシートカットはバルブガイドに対して１／１００ミリ単位でステムシャフトを調整しないとすぐにガタが出る改造です。

 

 

 

 

 

 

シートリングはまったくダメージがなく、かるくシートカットしただけです

 

 

 

 

 

 

こらからすり合わせし圧力検査します！

クランクケース・シリンダー・ヘッドを半ツヤブラックにペイントしました！

シリンダーのスリーブ交換＆ボーリングが完了したのでクリアランス測定し組み込んでいきます！

左にあるのが今回製作したピストンです！

 

 

 

 

 

 

とても綺麗な仕上がりです！

クリアランス５／１００のプラマイ１／００以内の仕上がり！

 

 

 

 

 

 

ピストンとシリンダーを搭載しました！

 

 

 

 

 

 

ヘッドはまだ未完成ですが仮組みしシリンダーを落ち着かせます！

２０時間放置します！

ヘッドを外しバルブを組みます。

 

 

 

 

 

 

すり合わせし圧力検査をしヘッド完成です。

エンジンを組みます！

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

始動確認です！

ベースエンジン　ゼファー

クランク＆コンロッド　Z400FX

スリーブ製作　６８４ｃｃ用

ピストン　Z400FX設計ハイコンプ６４ミリボアアップKIT製作

次回のボーリングの時の為スリーブの厚みかなりあります！