本日はＣＢ２５０のエンジンのボアアップです！

カワサキのエンジンばかりなので久しぶりにホンダのエンジンをボアアップします！

気分転換です！

圧倒的にカワサキ色の強くなった当店・・・・・

今はエンジンの専門店化しました。。。。。

たまには車検とか・・・修理とか・・・・したいです。。。。

地元の新規のお客様は「できるん？」とか聞いてきます。。。。

もとは。。。ってかバイク屋です！

 

 

 

 

 

 

このエンジンのピストンはＦＸクランクのピストンとそっくりなので地元のお客様によく余ったピストンで製作し販売してたのです！

今回は６４ミリピストンでいきます！

あまり大きくしたりハイコンプにするとクラッチがもたないエンジンなのでやり過ぎ注意のエンジンです・・・・

 

 

 

 

 

 

早速エンジンを分解します。

 

 

 

 

 

 

バラバラになりました！

エンジン内部はギトギト・・・・です。。。

 

 

 

 

 

 

Ｚ４００ＦＸのエンジンもこんなのが多いです！

昔の車両は何オーナーも回りに回り前オーナーがどんなメンテナンスをしているか分かりません・・・・

 

 

 

 

 

 

クランクケースを洗浄しクランクケースのボーリングをします！

汎用フライスでボーリングします！

 

 

 

 

 

 

シリンダーのスリーブを抜きマスキングしサンドブラストしました！

純正エンジンはシルバーですが半ツヤ黒にします！

中も外もボロボロです・・・・

腐食を根こそぎ撤去です！

エンジンをペイントしクランクケースを洗浄しました！

 

 

 

 

 

 

ピカピカになりました！

自分のエンジンは調子良いと思っていても当時のエンジンオイルは粗悪品です。。。。

開けるとギトギトの真っ黒けなんてことはよくあります。。。

旧車は鉱物油が良いってのは都市伝説です。

 

 

 

 

 

 

腰下を組んでいきます！

 

 

 

 

 

 

 

半ツヤの黒もかっこいいですね！

クランクケースの贅肉が気になります。。。職業病です。。。。笑

どんなエンジンでもボアを上げれば良いと言うわけではありません。。。

特にＣＢ２５０セニアやＣＬはクラッチがもたないと話になりません。

Ｚ４００ＦＸ系エンジンは耐久性・排気量・燃費・動力伝達装置、全てを万能にメスを入れれる万能エンジンです！

 

 

 

 

 

 

６６ミリピストンを入れたいです・・・・・

今の右足にケッチンくらったらまた入院です・・・・笑

 

 

 

 

 

 

ヘッドのカーボンを掃除しバルブを研磨しました！

 

 

 

 

 

 

４５度面のダメージはやはりありますが約５０年前のエンジン！

現代のバルブとは強度が違います！

最近のエンジンと比べると昔のホンダのエンジンの凄さが分かります！

ＧＰＺ９００Ｒのバルブの弱さはビビリます。。。。

カワサキでもＺ６５０とゼファー７５０ではバルブの強度が全然違います。

スリーブの強度・磨耗性も全然違います！

Ｚのエンジンも年代によって全然違います・・・・・・

スリーブもピストンメーカーにより全然違います。。。。

某ピストンメーカーのスリーブは粗悪品です・・・・安いだけあります・・・・・

お客様は一言に「スリーブ」と言ってもメーカーによって物は全然違うのです・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

そんなこんなしているとＺ６８４ＦＸのお客様がご来店！！

「ボアアップしてよかったです！！」「最高に気持ちよく走れます！！」と感想を下さいました！

次の７１０ｃｃはいつ頃しようかともう話題になったほどです。笑　

ちなみに６８４ｃｃにして一月たっていません。笑

なんと言っても「走るのが楽しくなった」そうです！

 

 

 

 

 

 

アルミのファンネルを取り付けました！

渋すぎる・・・・・・！！！

ＦＸはカッコイイですがノーマルが遅すぎて乗りにくいのがネックです。。。。

本日も昼間Ｚ乗りの地元のお客様とお話していたのですが。

Ｚ４００ＦＸ乗りの拘りは半端ないです。

意外なのが大型免許あるけどＺ４００ＦＸに乗っている人が大勢いるのです！

「ＦＸ乗りがＺへ行く理由は遅いから」

「それでもＦＸに乗る人は本間にＦＸが好きなんやなー」

と長々と昼間お話ししたものです。笑

この渋いＦＸに爆発的なパワーとエンジンの耐久性の両立！あと燃費の良さ！

ＦＸ乗りにはたまらない世界です。。。。

ＣＢのヘッドを組みます！

 

 

 

 

 

 

シートカットしバルブを４５度面を研磨しました！

 

 

 

 

 

 

すり合わせし当り面の点検をし圧力検査をしヘッドを組みます！

 

 

 

 

 

 

 

昔のエンジンなのでステムのオイルシールはありません！

しかしＣＬと比べるとかなり改良されています！

なによりカムチェーンを切らずにヘッドを分解できます！

 

 

 

 

 

 

ヘッドガスケットを製作しました！

 

 

 

 

 

 

スリーブを製作しボーリング完了です！

勿論オイル滲み対策のＯリング溝切り加工もしています！

ＣＬ・ＣＢのシリンダーはＯリングを入れないとヘッドとシリンダーの隙間からオイルが滲みます！

 

 

 

 

 

 

６４ミリピストンを製作し組んでいきます！

 

 

 

 

 

 

ヘッドを載せ６時間放置します！

 

 

 

 

 

 

そしてカムを組み完成です！

 

 

 

 

 

 

ピカピカのエンジンです！

黒エンジンにバフとメッキのワンポイントがカッコイイ

たまには気分転換にすると楽しいです！

そんなこんなしているとグランプリ使用のゼファーのお客様がご来店！

 

 

 

 

 

 

こちらのお客様！最近公開された映画「クローズ」に出演されてます！

見てくださいね！