本日は栃木県よりZ世代の若いお客様がご来店です!!
新婚夫婦で車に搭載しご来店くださいました!
高校生の頃から社会不適合者の私のブログを読んでくださっていたとの事です
昔のブログは黒い画面に白文字だったので怪しいサイトっぽかったですね!
地元のお客様のアドバイスで今の背景に作り直しました!
入庫したのがこのGPで高校生の頃から所有されているらしく自分でレストアしたらしいです!!
そして最後がエンジンとなり入庫です!
今月3月1日の日経新聞を見ていると!
脅威の出生率80万人割れ・・・・・
統計史上初の80万人割れですが今年はもっと出生率が下がる予定です。
30代のY世代としてはもっとZ世代の子育て世代にお金ぶっこめよと思うんですが岸田総理に考えがあるのでしょうか。
2020年で女性の半数は50歳超えとなり
2024年の来年は日本の人口の3人に1人が65歳以上の高齢者になります。
2033年には3分の1が空き家になります。
2055年には高齢者が4割になります。
京都大学の柴田教授は2025年ごろまでがラストチャンスと言っているのですがそれは
2025年から20代の人口が急激に縮小するからです。
少子化対策として年間6.1兆円を投下する必要があるとの事ですが私たち30代の子育て世代のお客様と話すと
英語教育に熱心な人が多く理由を聞くと「もう日本はダメだから」と理由は同じ。
「将来世界で活躍する為」とかではなく「救命ボート」として英語教育をさせている子育て世代が多く私も同じです。
このZ世代に投入する6.1兆円とは年間の国家予算の社会保障の1/5となる金額・・・・・
しかしここで若者に資金投入しないとデッドラインを過ぎる事になります。
長女が産まれる前に大阪で選挙があったのですが維新から立候補した人が
「敬老バスで50円だけ負担して下さい」「50円負担して頂けると大阪中の学校に温かい給食がだせます」
と公約を掲げて出馬した人が居たのですが結果は高齢者はこの人を落選させました。
つまり70代80代は孫の世代より自分が逃げ切る事を選んだという事です。
その結果を見てこの国はシルバー民主主義だと感じ英語を勉強させる事を決断した次第です。
今就職氷河期世代が50歳となりつつある現在今少子化対策をすれば社会保障も維持できます。
経営者のお客様と先日話ししていたのですが人口が縮小してもAIが代わりに働いてくれると言う意見があるのですが
根本的に経営者は人口問題で何が困るのかと言うと消費者が減るのが問題になります。
ラーメン屋さんもクリーニング屋さんも建築屋さんも消費者が減るから困るのが問題となり従業員にも給料が出せなくなるのが問題なんです。
このままZ世代を見捨て1億総貧困になるかの瀬戸際が来年2025年。
私が必死に働いて収めた税金が20代の若者に使われるのを祈ります
エンジンを降ろしました!!
エンジンを分解します!!
腰上は分解歴があります!!
オイル上がり気味との事でピストンを見てみます!
このピストンは純正のSTDピストンです!!
STDと刻印があると言う事は純正の新品のピストンに交換されたと言う事を意味します!
しかし通常STDのシリンダーにSTDの純正ピストンを組むのはNG行為です!!
クリアランスの測定をすると純正ピストンにも個体差があり摩耗しらライナー内径と
新品のSTDピストンとのクリアランスを測定する必要があります。
この時代のKawasakiならなおさら合いません
ピストンの個体差を見分けないと焼けます
この辺の知識は内燃機屋なら常識ですがマニュアルには書かれていない事です
STDピストンを装着する場合ホーニングでクリアランスを測定して適正なら組めますが規定値外の場合は
ライナーをワンオフで制作しピストンに合わせてライナー内径をボーリングしホーニングする必要があります。
なので測定すると0.5とか1mmOSピストンを組む方が安上がりな場合が殆どです!
ピストンのみ新品となると良い仕事の様に見えてクリアランスが狂う場合が多々あるので実はあまり良い事
ではありません!!
クランクメタルとコンロッドメタルを組むとかなりクリアランスがきつかったみたいです。
メタルが適切な物が組まれていない場合はこの様な擦れた痕跡が出ます。
メーカー出荷時でもあるトラブルなので大丈夫と言えば大丈夫なのですが今回適切なクリアランスに持っていきます!
サンドブラスト処理をして下地を綺麗にしました!!
そして半艶のブラックにリペイントしました!!
570ccのエンジンのライナー外形をすべて統一したので一律でクランクケースのボーリングをします!
とは言ってもほんのかすめる程のボーリングなのですがケースをボーリングしないとライナーがケースに当たります!
現在新たなピストンを制作中で710ccを勝とも劣らない強力なエンジン!!
そして行続距離!!
研究に1000万以上の資金が吹き飛びましたがFX乗りの為の新たなピストンです
Z400FX系統のエンジンの為にパワー・コスパ・燃費の3点を求めて新たなピストンえを開発中です!
そのピストンを装着する為のライナー外形です!!
Z400FXでも二種類のクランクケースがあり550も合わせるとクランクケースのシリンダー装着部の内径は3種類となります。
全てクランクケースのボーリングが必要です!
Z400GPの47mmストロークのクランクシャフトです!!
クランクメタル・コンロッドメタルを交換し組み込みました!
ミッションを洗浄し組み込みます!
ロアケースを組んでステンのねじに交換します!
そしてワンウェイクラッチとオイルポンプを組付けます!
オイルパンを組んでクラッチを組みます!
プッシュロッド式のクラッチなので強化クラッチにしてカバーはGPを使います!
腰下完成です!!
次はシリンダーヘッドに取り掛かります!!
45度面をシートカットし70度でバルブガイド内径を拡張しました!
全箇所のバルブシートのシートカット完了しました!
次はバルブに取り掛かります!
まずはカーボンを落とします!
このバルブは45度面のダメージは殆どありませんが見た目が綺麗でも実際は摩耗しています!
肉眼ではわからないのでサッと表面を45度面を修正します!
45度面の研磨完了しましたが・・・・
排気の2本は曲がっていました!
ボール盤ではわからない程の曲がりですが少しでも曲がると45度面は馴染みません。
バルブの研磨機はこんな時は昔のスナップオンのブルーポイントで修正するのですがこの2本は研磨では追いつかないと判断し交換しました!
擦り合わせをして圧力検査をしてシリンダーヘッドを組み立てます!
吸気ポート拡張し!
排気ポートも拡張しました!
Z400GPのヘッドでフィンの側面研磨仕様です!!
シリンダーヘッド完成です!
ピストンとライナー内径を測定します!!
ダイヤルゲージを入れます!!
測定完了です!!
ピストンとシリンダーを装着します!!
そしてシリンダーヘッドを組付けます!
GPエンジンですがフィンを研磨しています!
GPヘッドはGPZのヘッドに比べフィンが薄いのでシルバーの研磨したラインが細くなります!
1~2mm程フィンも短いのが特徴ですが見てすぐに判別できる人は変人の領域です
GPヘッドの研磨仕様もとてもカッコいいです!!
カムシャフトを組んでシム調整をしました!!
ヘッドカバーを組付けエンジン完成です!!
エンジンを搭載し火入れします!!
快音と共に力強いレスポンスで目覚めました!!
このマフラーはモリワキの当時物のロングカン!!
FXの物はテールパイプが細くパワーがあまり出ませんがこのGP用は集合パイプが太く現代のマフラーと比べてもかなり
パワーが出る構造です!!
モリワキの昔のZ400FXのショートカンはまだパワー落ちても走れますがヨシムラの再生産のショートはちょっとな・・・・
ヨシムラでも昔の物と10年程前の再生産の物は全くの別物です。
ゼファー400のノーマルエンジンでも走れなくなりオーバーヒートでアイドリングすら不安定になります。
新品でも私は要らないかな・・・
メーカー不明でもテールパイプが太い物の方が力のあるエンジンには相性が良いです!
試乗をしに七曲りまで行きました!!
エンジン快調です!!
Z570GP完成です!!
こちらのオーナー様より!
イチゴの差し入れを頂きました!!
有難う御座います!!
それと!
先月ボアアップした地元のお客様より!
播磨屋のおせんべいの差し入れとビールの差し入れを頂きました!
有難う御座います!!
播磨屋のおせんべいは関西では超有名でとても美味しいので是非ご賞味下さい!
播磨屋のおせんべいのはりま焼きと朝日あげは特に美味しいです!
通販で買うとなかなか刺激的なダイレクトメールが来ます!!
東京では街宣車で色々主張されているとの事です
先月ボアアップしたFXの試乗は安富ダムへ行きました!!