広島のスペックエンジニアリング様とコンプリート車両を製作することになりました!
なぜ共同で製作するのか!?と、常連様からの質問がありました
ショップにより得意分野があります。
当店はエンジンのパワーを上げることが得意で当店のお客様でも時速200キロ以上で爆走される人ばかりです。
すると一つの壁が現れます。(足回りの剛性)です。
エンジンのパワーを上げると直線を走るだけでも剛性不足が体感できます。
雑誌でよく見かける足回りは理解に苦しむ改造が多く、見た目だけの車両だらけです。
意味の無い改造はお金をかけ性能を低下させます。
スピードを出すエンジン!と言うことはそのスピードに耐えられる足回りが必要!
そこでスペックエンジニアリング様と業務提携しコンプリート車を製作することになりました。
私の経験上何でも自分でする=何をしても中途半端、です。
スペックエンジニアリング様の足回りの改造は全国でも特化して膨大なデータと技術があります。
意味のあるカスタム車を製作するには得意分野(特化した知識)のあるカスタムショップ同士で製作するのが低コストで良い車両のが出来るのです。
まずはそのエンジン製作です!
クランクケースをサンドブラストしシルバーにペイントしました
クランクケースもボーリングしました
シリンダーは黒でGPZ400Fのシリンダーにします!
スリーブを製作しボーリング完了です!
腰下を組んでいきます!
550クランクと550コンロッドを組みメタルのクリアランス測定!
当たり前ですが中の消耗品のオイルシールやOリングやメタルやカムチェーンは全交換です!
ゼファーのミッションを洗浄しギア抜けの点検をし組込みます!
ネジもオールステンにしピカピカのエンジンです!
このエンジンは一般の人でも乗りやすく仕上げます!
CRキャブ33で最高速240キロぐらいでしょうかね
これぐらいなら女性ライダーにも扱えそうです
スピードメーターは一瞬で振り切るのであまり恐怖心は感じません
見た目倒しじゃない激シブのゼファーのカスタム車にします
次はヘッドを修正していきます!
45°をシートカットし70°でシートリングの内径を拡張します!
虫食いもなくなり綺麗になりました!
次はバルブのカーボンを落とし45°面をリフェーサー加工します!
8本の研磨完了です!
バルブをすり合わせし当り幅を確認します!
この作業はエンジンオーバーホルの基本中の基本です。
ここからが肝心です!
バルブの圧力検査をし当店の厳しい基準で合格するまでヘッドの精度を上げます!
ここでヘッドにバルブを組み込みます!
ゼファーのシルバーエンジンにGPZ400Fの半ツヤ黒シリンダー!!カッコイイでしょ!
ピストンを製作します!
これがこのシリンダーに組み込む64,25ミリのピストンです!
ヘッドガスケットを製作しヘッドを搭載します!
今回はZ400GPのカムをチョイスしました!
ヘッドカバーはバフをあてたピカピカのシルバーエンジンです!
エンジン完成です!
始動確認をします!
当店で製作するエンジンがどんな走りをするのか!
ホームページや雑誌で紹介する車両なのでぜひご覧下さいね
ちなみにこの車両の販売もします
ベースエンジン ゼファー
当店オリジナル 64.25ミリピストン
550クランク
550コンロッド
カム Z400GP
シートカット 45° 70° 30°
バルブリフェーサー加工
強化クラッチ
などなどすぐにメーター振り切るので楽しいですよ