本日はゼファー750のシリンダーのボーリング加工を紹介!!
レーサーエンジンのボーリングですが今回はライナー特注!
ライナーだけで通常のターカロイ鋳鉄の3倍の高額なライナー・・・・![]()
レースでは過酷な状態になるので十分なライナーの耐久性と耐摩耗性が必要なので過剰設計な程この部分に資金投入しています!

それがこのライナー・・・
と言っても企業秘密だらけなのであまり面白い内容書けません・・・・![]()
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みて分かるのはゼファー後期がベースですがシリンダーブロックは前期にしています!!
それはテンショナーが選べるからです!!
ゼファー前期だとZの強化カムチェーンテンショナーが使えますが後期だとメーカー純正しかありません!
後期の純正テンショナーをレースで使うのは少々不安なので強化タイプが使える前期シリンダーをベースにボーリングしています![]()

まぁこのライナーがとても固くて削れないのでボーリングヘッドが「キー!!!」と鳴きます![]()
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回転速度を早くして送り速度を遅くして少しずつ加工します!!
なんせ固いので熱も発生するので扇風機で冷ましながら加工し最終仕上げまで仕上げます![]()

このホーニング加工も大変な作業ですが洗浄油で冷却させながら研磨します!!
ここの加工も時間がかかるので長時間ホーニングすると熱でライナーが膨張し正確なクリアランスが測定できません!
冷やしながら加工します!!![]()