本日は東京よりゼファー750のシリンダーをボーリング加工します!
まずはセンター出しをしてボーリング開始します!
帝国内燃機のエンブレムプレートがゴールドなのですが試作品で作ったのが余っていたので付けたのですがやっぱりシルバーの方がカッコイイと思ったので貼り直します
シリンダーのボーリングを進めていきます!
4発とも仕上がったのでひっくり返してOリング溝を切ります!
ライナーを圧入してもう一度ボーリングして面研磨します!
フライス仕事の最後はこの面研と言う仕事でライナーの上面を揃えて完了となります。
このジグをフェイスミルと言うのですが通常だと内燃機屋ではこんな大げさな物は使わず面研するのですがチューニングエンジンとなるとライナーの硬さが通常の物とは異次元の世界になります。
ターカロイ鋳鉄やLAスリーブも通常走行には問題ない高品質な物なのですがレースとなると強度が倍近く固くなりその分ライナーを薄く加工できます。
その分ピストン径を大きく出来るので排気量無制限やレギュレーション上ギリギリまで排気量を上げる場合は根本的にライナーの素材から変わります。
そうなるとボーリング加工も一度に取れる肉の量も少なくなり刃も超硬刃となります。
そのライナーを入れてシリンダー上面を面研磨するとなるとこの大型のフライスが悲鳴を上げるので
刃が7枚のチップのフェイスミルで加工します
大げさな工具ですがこれが最大径で一発で面は出せないし仕上げに手作業で面研しないと見た目は綺麗ではないのですがこれが必要・・・
これがけでもかなり高額ですがレース用のシリンダーを加工する場合はこのフェイスミルでないと加工できません
内燃機屋さんでも使う工具が色々違うのは加工する物が違うからです
ホーニング加工をして完了です!